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海老原いすみ
2020年12月13日 23:23
すごいものを見た人は体に電気が走ってしまい命令されてもいないのにマネをしたくて仕方ないたとえマネができなくても「やっぱすごいな」となるのだしマネができてしまったら「こうすればもっとすごくなるんじゃないか」と探求するずっとすごいが連鎖してすごいはすごいを繰り返す #詩
2020年12月5日 15:09
アマゾンを焼き、乱獲、動物難なく労せず右から左に期待する未来とは裏腹に肥大化する資本主義うたかたにパンドラの箱が開いた2020五輪大好きなコインランドリー全国民に10万円を 電通に中抜きを日々強いられる火の輪くぐり絶対に言わない一先ず無理逐次投入 贅沢は敵 そんな生活から抜け出す為に店を開けば自粛警察ビッグな邸宅は私兵が警護国会、嘘つき、権利は企業に映さないテレビと受信
2020年11月10日 01:00
7年8ヶ月もの間、内閣に人事を握られた官僚機構は石橋を叩いて渡るように言葉を壊してきた。新政権はさっそく言葉が通じない。それでも流行語大賞が決まる。政治家が決めた「不要不急」という物差しと照らし合わせて、いざという時に自分はこうも簡単に切り捨てられてしまう存在なのかと打ちのめされたアーティスト達は言葉を失った。それでも流行語大賞が決まる。みんなマスクをしていて、予防原則的に必要最低限の
2020年9月23日 19:02
山を切られたムクドリは腹を空かせて空を飛ぶお前もそうか、お前もかと仲間を携え群になる寝ぐらを失くしたムクドリは住宅街の空を舞う木のないジャングル希望の街路樹仲間は撃たれて塵になる今日もうるさいムクドリがどこかに行けばいいのにと鷹匠雇って エアガン乱射 街路樹を切って 笑い合う想像力は何処へ行く視界を消えれば解決か不自然の中で奇妙が連鎖カラスはそれ見て笑ってる
2019年12月22日 23:28
貰ってうれしいプレゼント貰って困るプレゼントコストコのあの大きなクマさんはちょうど真ん中に座ってる #詩 #クリスマス
2019年7月20日 00:12
2019年4月23日 18:25
タバコが100本あったから、1日2本吸っていた。残りが50本になったから、1日1本吸っていた。残りが20本になってから、2日に1本のペースになった。残り10本になってから、3日に1本のペースになって、その煙をこれまで以上に味わうようになった。とうとう残り3本になった時、無意識のうちにこれまでの人生を振り返っていた。生まれてすぐに祖父母の家に預けられたこと。両親の顔が分からないから保育園
2018年8月15日 01:07
青い空、白い雲、規則正しく歩く人々、道端の花、路地裏の猫、目が覚めて眠るまで単調な日々。灰色の空、黒い雲、規則正しく行進する足音、道端の死体、路地裏の闇市、寝ても覚めてもこびりつく死の匂い。生まれる時代を選べない。 #詩
2018年7月22日 00:48
生まれて 死んでを繰り返すそれを見ているあなたは生きていて あなたが生まれて あなたが死んでそれを見ていた誰かはきっとあなたに愛情を抱いている 誰かが生まれて 誰かが死んでもしあなたがそれを見ていたならば少しの愛情を抱いておくれきっとまた 生まれるからきっとまた 死ぬときに誰かがあなたを思い出す 生まれて 死んでを繰り返すそれを見ているあなたは生きていて #詩
2018年4月4日 23:33
腐臭が漂っていたタイムラインに死体が流れてきたが、上流にいる権力者達は「俺は関係ない」と言う。腐臭の中でニヤニヤと笑っている彼らを守るように、同じような顔をした官僚と警官隊が疑惑の目を遮り、東京ではみだりにうろつくと条例で身柄を拘束されるようになった。すでに可決されてしまった共謀罪も記憶に新しい。そして国民はこの腐臭に慣れようとしている。優等生は率先的に順応し、シンパは疑問を持つ者に唾を吐く。そ
2017年10月20日 13:19
何か大切なことを忘れて、それなのに気づかないまま、また新しい何かを知っていく。しかし、学べば学ぶほど何か大切なことを忘れてしまったのではないかという喪失感が肥大化していく。もしも、大切な何かを思い出したら、今と全く同じように、今を忘れたことに気づかないのかもしれない。それでもいいと思えるのは、その何かはこの世界で唯一、私だけを待っているという事だけを明確に覚えているからだ。そうでなければ、学
2017年8月16日 18:48
夏の夕暮れとは思えないどんよりとした空気の中でさえ、蝉はジリジリと鳴いている。きっと、季節に関係なく忙しそうに走り去るあの車には聞こえないだろう。一方で、自販機の中で息絶えた虫たちは「あったか〜い」に変わるまで出てはこれないのだろうか。どの季節だろうと命に遜色はないのかもしれない。
2017年5月8日 23:43
マクロンでアクロン、マキロン、マカロン。パブロフの犬のように韻を踏む人々。
2017年2月19日 17:05
寒さの中に暖かさが残る風が吹いた。五時のチャイムが鳴る。鳥が騒ぐ。子どもの影が遠ざかる。冬が冷めていく。