住めば都

腐臭が漂っていたタイムラインに死体が流れてきたが、上流にいる権力者達は「俺は関係ない」と言う。腐臭の中でニヤニヤと笑っている彼らを守るように、同じような顔をした官僚と警官隊が疑惑の目を遮り、東京ではみだりにうろつくと条例で身柄を拘束されるようになった。すでに可決されてしまった共謀罪も記憶に新しい。
そして国民はこの腐臭に慣れようとしている。優等生は率先的に順応し、シンパは疑問を持つ者に唾を吐く。そして権力者達は「それ」さえ経済にするだろう。生きるために差別する仕事が生まれ、生きるために権利を侵害する仕事が生まれるのだ。もしそんなものが実現したなら、文明の末期症状だ。

最後にアメリカのホロコースト記念博物館に飾られている「ファシズムの初期兆候」を書いておこう。

⒈ 強力で継続的なナショナリズム
⒉ 人権の軽視
⒊ 団結の目的のため敵国を設定
⒋ 軍事優先(軍隊の優越性)
⒌ はびこる女性蔑視
⒍ マスメディアのコントロール
⒎ 安全保障強化への異常な執着
⒏ 宗教と政治の一体化
⒐ 保護される企業の力
⒑ 抑圧される労働者
11.知性や芸術の軽視
12.刑罰強化への執着
13.身びいきの蔓延や腐敗(汚職)
14.詐欺的な選挙

これを見て何の心当たりもないのであれば、あなたは素晴らしい優等生だ。
#詩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?