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親子で読書。

我が子の学校では夏休みに親子で1冊の本を読み、感想を書くという宿題があります。
問答無用で、親も強制参加。感想を求められます。

読んで、いざ感想!って思ってとりあえず自由に書かせてみたけど…
我が子、文章の組み立て能力皆無。チーン。
出来上がったものを読んでみたら、あらすじだけ書いて終わってて。
「本の内容をひたすら説明してどうするん!?」って。

急遽、勉強会発足。
①どんな内容の本なのか
②主人公は誰で、どんなことをするのか。
③1番印象に残った場面はどこか。その理由は?
④登場人物に共感した部分、または共感できなかった部分とその理由。
⑤本を読んでどう思ったのか。

実際はもっと細かくやったんだけど、大まかな要点をまとめるとこんな感じ。
なぜそう思ったのか。どうしてその場面を選んだのか。その時、自分はどう感じたのか。
自分の気持ちを掘り下げて、文章に表すのは大人でも難しい。
こればかりは日々の積み重ね。急にできるようにはならんのです。

例えば親子で「AがBになった。だから悲しかった。」という感想を抱いたとします。
文章にしたら「AがBになった。だから私は悲しい。」と2人とも同じような表現になると思うけど
その気持ちに至るまでの背景とプロセスは親子で違うわけで。
私が悲しいと感じた理由と我が子が悲しいと感じた理由は
同じ「悲しい」という感情でも微妙に違うと思うのよね。

そこを文章化したい。それが感想なのよ。
そこには正解も不正解もないわけで。
同じ本を読んでも感銘を受けるポイントは人によって違うし、喜怒哀楽どの感情を感じるのかも違う。
自由でいい。無理に共感しなくていい。もしかしたら相手と別の感情を抱くこともあるわけで。

…と我が子相手に朝から熱く語ったら、あっという間に午前中が終わりました。
自分の気持ちを文章に表すというのは難しいですが
これから先、我が子には自分なりの表現方法を確立してほしいと思っている。
大人になっても磨き続けてほしいスキルのひとつ。

来年から小学校高学年になるし、表面だけの感想や気持ちを述べるのではなく、もう少し掘り下げた深い話が出来るようになると良いな…って思います。
我が子は文章を書くのが好きなので、今後の成長に期待。

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