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「聞いてもらうこと」で自分の気持ちが知れる

選択の連続の人生。
大きな選択に悩んだときはどんな行動をするだろう?

・良さと気になる点をリストアップする。
・一度時間をおいて、頭から離して整理する。
・「えーい!」と決めてしまう。

考えるすぎるのが大得意の自分にとっては、選択ってのは「楽しみ」と「しんどさ」が交じり合う瞬間でもある。一人でグルグルを思考を繰り返すのも好きだけど、ここ最近は人に聞いてもらうことが最適解だと思い始めた。

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塾の教室長として、延べ1000回は子供たちの「進路決定」という選択の瞬間に携わってきた。

全くやりたいことがない子もいれば、おおむねの希望が決まっている子もいる。体験がまだ少ない中で決めるのは難しいと思いながらも迫りくる受験へ向けて答えを出さねばならなくなってくる。

方向性が決まり、学力水準が分かってくると選択肢が絞られてくる。
「A校とB校のどっちにしよう…!?」
このように膨大な選択肢から2択になるのが受験学年の後半。

偏差値や学風などこちらの意見も伝えるけど、子供たちの考えも聞くようにしていた。「どう思う?」なんて広く聞く場合もあれば「よい所と気になるところをできる限り言ってみて」なんて狭く聞くことも。

ここで言ってもらったことを紙に書き出して整理するのだけど、挙げられた条件では圧倒的に勝っていても、気持ちが逆に傾いていることが少なくない。これがまた面白い。

そう、言葉で聞いている段階で「いや行きたいのコッチでしょ笑」なんてわかってしまう。当の本人は気づいていないのだけど。

なんてこう書いている自分も自身の事については冷静に判断できない。人のことはよく見えても自分のことは冷静に見れないよね。。。

でも誰かに話しているうちに、
「あれ?思いのほかそっちの道に気持ちがないかも?」
「やっぱり思った通りコッチの道で会っているな!」
なんて見えなかった自分が見えてくる。

そこへ人からの感想をもらえればなおさら明確になってくる。


悩んでいる時こそ、人の手を借りてしまおう。
悩んでいる人がいたら、話を聞いてあげよう。


なんて来週に控えている最終選考の2社を残してしっぽりと考えている。

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