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UIやUXの新たな可能性を考える! 視伝研の今後の研究(するかもしれない)テーマ

こんにちは、江辺です。ようやく夏の暑さも落ち着いてきましたね。みなさん、夏の思い出は作れましたか?
僕は8月のキャンプでチャレンジしたテントサウナで、ロウリュしすぎて命の危険を感じたのがこの夏のハイライトでした。

視伝研について

改めて視伝研(正式名:視覚伝達情報設計研究所)についてご紹介します。視伝研はYUMEMIのデザイナーを中心に活動しているUIUX(+α)を楽しく研究するチームです。そこに僕も外部からアドバイザーという形で一緒に参加させてもらっています。

視伝研では普段の業務とはちょっと離れて、普段何気なく触っている・作っているUIについて改めて問い直してみたり、UIの新しい可能性について探ってみたり。プロフェッショナルとしてきちんとアウトプットを出さないといけない立場から離れて、正解にたどり着けるかわからない(もしくは答えなんてない)ことについて心ゆくまで探索をしています。雰囲気的には大学のゼミなどが近いかもしれない。

楽しいテーマも真面目にディスカッション

視伝研のふだんの活動

視伝研では毎週メンバーで話す時間を設けて、以下のような流れで研究を進めています。

  1. 新しく研究をしたいテーマについてのブレスト時期。各々が興味を持ったり、深ぼったりしたら面白そうなものを持ち寄って、メンバー間でアイディアを広げる期

  2. 研究テーマを決定し、各メンバーごとに研究テーマについてどんなアプローチがあるのか検討を進める模索期。ここでも、さらにアイディアを交換して一人では出せないようなアイディアが生まれる発散期間

  3. 深ぼったアイディアを具体的な形に落とし込んでいく具体化期。メンバー全員で役割を分けてアイディアの具体化をすることもあれば、メンバーごとに具体化したいアイディアを個々で形に落とし込むパターンなどさまざま

だいたいこれらを1〜2ヶ月のサイクルでぐるぐると回しています。

これまで出たテーマ案

さて、本題。今日はメンバーとのブレストで出てきたたくさんの研究テーマのうち、まだ手をつけられていないテーマについて、いくつか面白そうなものをご紹介します。

①日常にあるミスをポジティブに変換するデザイン

「誤字脱字をしてしまう」「寝坊で遅刻」「間違って大事な資料を削除してしまった」誰しもが一度は覚えがあるいろんなミス。人間は不完全なので大人になってもミスは日常です。そこに目をつけてデザインの力を加えたら面白くなるのではないか。

②今はないデバイスのUI検討

スマートフォンが誰しも持ち始めてから約10年。その後も音声操作デバイス(Amazon ECHO)、メガネ型デバイス(Google Glass)、スマートウォッチ(Apple Watch)のようななどさまざまなデバイスが出てきており、最近では体内に埋め込むインプラント型デバイスなども多々話題に。デバイスの形や使用するシーンによってこれまでもUIが大きく変わってきたように、今はないデバイスを想像したときに、そこにはどんなUIが必要となってくるのか?

③「自分のもの」と感じる感覚の追求

マイページ、スキンチェンジ、マイアイコン、預貯金の表示、書き込んだコメント。改めて考えると、あらゆるところに感じる『自分のもの』という感覚は、どのラインから生まれるのだろうか。もしくは逆にずっと所有しているのに「自分のものではない」と感じるものってなんだろう。

④イケてるの定義

見た瞬間にイケてる!と思うデザインについて僕たちは何に反応しているんだろう。その「イケてる」の定義とは?「イケてる」を要素分解するとともに、普段デザインに接している僕たちと、そうではない一般の人たちとの感覚の違いについても、もっと知りたい。


すべてご紹介するとキリがなくなってしまうので、こちらの記事ではご紹介はここまで。

もし、ここに書いたいくつかのテーマを見てもらい「こんなテーマも面白そう」みたいなフィードバックは大歓迎です。(面白そうだったら、ぜひ研究させてください)

ちなみに前回のテーマは「デジタルクリエイティブにアナログ要素を持ち込むことによるアイデアの転換」について考えました。研究結果についてはこちらのnoteマガジンをご覧ください。

現在、進行中の研究テーマは「架空の世界のUIをデザインする」。メンバーそれぞれの個性というか、考えをもとに架空世界のデザインを絶賛具体化中なのでご期待ください!


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