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ハードボイルドはお好き?

こんばんは。
ここしばらく仕事の関係でカーボンニュートラルやSDGs、食や農という分野の本ばかり読んでいました。セミナーで発表する必要があり、何冊かインプットしないと話にならないので、かなり時間を取られています。

ようやく一息ついたので何を読もうかと考えたのですが、たまたま目についたのが昔のハードボイルド小説でした。

普段は帯は外すのですが、
原寮(”りょう”の字が出ない)さんの『愚か者死すべし』
探偵・沢崎のシリーズです。
藤原伊織さんの『テロリストのパラソル』

「テロリストのパラソル」はかなり以前に読んでの再読でした、悲しいかな嬉しいかな、ストーリーをかなり忘れていたので結構楽しめました。
時代は昭和なので、もちろん主人公は中年男性でタバコ吸いまくりで携帯電話も持っていません、公衆電話がよく出てきます。本格ミステリーのように伏線や謎がしっかり練られているのではないのですが、どちらの本も世界観があり夢中にさせてくれました。

記事投稿する際にふと、「ハードボイルドはお好き」という言葉が浮かびました。よく考えてみたら、大好きな村上春樹さんの短編集”カンガルー日和”の中に「バート・バカラックはお好き」という題名があり、そこからの拝借となります。

そういえば、村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」のラストは、レイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」(私には”長いお別れ”の方が馴染みですが)へのオマージュだと何かの本で読んだことがあります。内田樹さんだったかな?藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」もそういう意味ではチャンドラーへのオマージュなんだと思います。(内容はネタばれになるので内緒です)

春には村上春樹さんの新刊が出るそうですね、楽しみです。
寒い日が続きますが、今日は暖かい神戸でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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