サイバーパンク:エッジランナーズとはフリクリの精神的続編である


サイバーパンク:エッジランナーズとはフリクリの精神的続編である。

これは超個人的な意見なので、そんなワケねーだろと思ってもらって結構。
フリクリ好きはすぐに「これは実質フリクリ!」って言うから仕方ない (この前のオナ禁エスパーも実質フリクリって思ったし皆言ってた)

皆さんはとある作品に激ハマりしてグッズを何個も買い漁ったり、事あるごとに涙するようなオタクを見て、そんなハマることある????オタク特有の誇張表現だろ?確かに面白いけどさ・・・と思ったことはないだろうか。


俺は今までそう思ってた、この作品を観るまでは!!!!!!!!!!!!!!!!!!

しかし、単純にエッジランナーズを観ただけではここまで感動することは無いと思う、正直。


でもこの作品は俺の半生に対するアンサーだった


多感な15歳の時にフリクリを観て衝撃を受けた、吉成曜の超作画に興奮した!今石洋之のセンスにしびれた!その日の内にDVDBOX(緑のやつ)をポチった。バイトをして金を貯めては絵コンテ集や画集、Tシャツ、MV集も買った!フリクリのBDBOXが出る!と興奮して予約したがパッケージが無駄に凝ったお菓子の箱みたいなせいで一度開けるとバコバコになるせいで憤慨したりもした。

そこからは様々なアニメを観た。ガンダム、マクロス、パトレイバー、ビバップ、攻殻、名作と呼ばれるものからそうでもないもの、当時放送していたアニメまで何十本何百本と観ていた。

その中でも特に好きだったのがやはりGAINAXだった。フリクリを作るなんてどんだけすごいスタジオなんだ?!と過去作を漁った。DAICON FILMからオネアミス、トップをねらえ!、ナディア、エヴァ、カレカノ、アベノ橋、グレンラガン!どれも面白かった、俺はガイナックスに夢中だった。

そしてパンティ&ストッキングwithガーターベルト、この作品も非常素晴らしかった、BDも全巻購入してコラボカフェにも行ってサントラも購入していた・・・2期制作決定には大変喜んだ!



・・・そこまでだった。

その後は主要スタッフが移籍してトリガーを設立したり庵野君はエヴァーをカラーで作っていた、鶴巻君もカラーで庵野君を助けていた。


でもトリガーは素晴らしかった!!!


キルラキルを作った!リトルウィッチアカデミアを作った!グリッドマンを作った!プロメアを作った!!!

どれもこれも良い出来だった・・・これがアニメ制作会社として正しい姿だと感じた。

そんな中更なる一つの吉報もあった。



フリクリ2制作決定!


俺は狂喜乱舞した・・・制作するのは当時のメンバーでもないもののI.Gだったから楽しみだった・・・でも監督が鶴巻君じゃないのはアレだなと感じていた・・・

そして待望のフリクリ オルタナが公開された!もう俺は30を目前としていた。10数年待ち望んだ続編だ、その間フリクリはいつ観返しても色褪せない輝きを放っていた。


オルタナを観た俺は、一旦限定版のBDとサントラを予約した。そしてプログレまで待った。観た。


違った・・・


一応フリクリだけどフリクリじゃない、作ってくれてありがとうだけど認められない。やり場のない感情だった。

うん、まぁ・・・いいんじゃないすか?
結局買ったBDは一回も観返せていない。

もうフリクリって絶望的なんだなとコンテンツに終止符が打たれた。


そして今サイバーパンク:エッジランナーズを観た。

これは・・・トリガーとCDPRがぶつかって全力で作っていた・・・

監督の今石洋之が!総作監の吉成曜が!若手のアニメーターが!輝いていた

ストーリー・音楽・作画・キャラデザ・演出すべてが良かった。今までのGAINAXからのトリガーを経たすべてがそこにあった!あの頃を感じさせる出来に俺は涙した。


今まで15年以上追ってきたのはこの作品の為だったんだと、ラストシーンを観て思った。積み重ねがあってこそのシーンだと感じる。俺が求めていた物がこの作品にはあったんだ。


ありがとうトリガー、ありがとうサイバーパンク2077。


まずいラーメン喰ってみたりするのもさぁ、なんか面白いじゃんよ。

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