【季節の過ごし方:晩冬〜春】重い身体は、苦味と摩擦ですっきりと
ぽかぽか春のような日差しが続く暖冬ですが、暦の上では大寒。寒さがきわまり、峠を越したら立春です。冬の土用入り。
アーユルヴェーダでは、春の不調の代表格である
・花粉症
・寒暖差アレルギー(じんましん)
・乾燥によるかゆみや肌荒れ
などの症状を、冬の間に蓄積した脂肪や体のつまりが「暖かな日差しの下に冷蔵庫で冷やしていたバターを置いたら溶け出すように」と古典で記述しています。(5000年前の話なので、冷蔵庫とは書いてないけど)
バターが溶けだすようにドロドロと...と聞くと、なんだか気色悪いですが、なんとなく説得力がありますよね。
そのため、春のふわふわとした空気の下、なんとなく不調が現れやすいという方は特に、この冬の終わりの時季に「ドロドロをデトックス」としておくのが予防としておすすめです。
アーユルヴェーダでは、季節ごとに増えやすいドーシャ(人間の体や環境を構成する自然エネルギー)というのが決まっていて、冬の
・乾燥
・冷たい風が吹く
・気温の低下
・甘く、脂肪を蓄えやすい食べ物が増える(またはクリスマスやお正月など、食べる機会が増える)
といったことから、「ヴァータ(風)」と「カパ(水、土)」のドーシャが増えやすいとしています。
なので、冬の終わりには自分の体の中にも増えやすいヴァータとカパが、これ以上増えないように鎮静する必要があります。
そんなヴァータとカパの鎮静セルフケアのポイントを見ていきましょう。
【晩冬のセルフケアポイント】
1)苦味を意識して摂る(味覚のリセット、脂肪のデトックス)
2)血行を促進させる(乾布摩擦のボディケア)
3)鼻うがいや舌のお掃除
の3つ。
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1日と季節を心地よくする、アーユルヴェーダの過ごし方
睡眠や運動、オイルのセルフケア法などまず1日を整えて、1年を通して元気な体に変化したい方のためのマガジン。
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