Spotifyは用法用量を守って正しくお使いください 。
1か月に1枚でいい。CDを自分で買おう!
これは大学生になり、ジャズビッグバンドサークルに入った際に
とある先輩から教わった教訓である。
それまで楽器経験もJAZZに触れる機会もなかった。
邦楽はフォークソング(吉田拓郎や井上陽水、オフコース、さだまさしetc…)とアニソン全般。
洋楽はThe Beatles,The Who,Slade,Queen,etc…
父親が洋楽フリークかつ音楽業界で働いていたので家の中では常に音楽がかかっていたといっていい。その影響で自分も人並みかそれ以上に洋楽には親しみがあった。
与えられたものは自分のものにならない。
そんな環境で育ったにも関わらず、洋楽は未だに自分の一部であると感じられない時がある。洋楽は父の物であるというイメージから抜け出せないからである。このジャンルではどんなに詳しくなっても父には敵わない。
実際、そういった伝説的バンドの全盛期のライブを生で見て、新曲が出る度購入し、自身も音楽業界で関わっている相手には知識で勝てたとしても、積み重ねてきた経験で一生勝てない。
それは父の本棚にあるもので、自分の本棚には貸してもらっているだけだった。
1か月に1枚でいい。CDを自分で買おう!(2回目)
大事なことなので2回書きました。
ここで1番最初の教訓に戻る。というかたどり着くことになる。
自分の本棚に本や音楽を入れるためには何が必要か。
これは経験である。そして経験とは、かけてきた時間と金額である。
このことにそれまで気づくことが出来ていなかった。というか教わってしばらくしてからこの事実にようやく気付くことが出来た。
大学生のしがないアルバイトで稼げる額は決まっていて、
でもその中でやりくりしてようやく買ったCDと
家に帰れば買わなくてもいくらでもあるCD。
これは全く別物である。
自分で選んで買ったものには
購入した時誰といたか
どこで買ったか
どんな話をしたか
こういった付随する経験がある。そして大事なのはこの経験だったのだ。
金をかけろ。時間をかけろ。
結局自分のものにするにはこれしかない。
そして自分が大学の時にはSpotifyのようなサブスクライブは
既にたくさんの人に知られていて、利用されていた。
だが、そんな中で3つしか年齢が違わない先輩が
このことに言及していたことが個人的にはすごいなと思う。
今でも尊敬するタケウチヒロタロウ先輩に精一杯拍手したい。
1か月に1枚でいい。CDを自分で買おう!(3回目)
因みに自分が初めて買ったCDは
Coleman Hawkins with the Red Garland Trio
PRESTIGE SWING VILLE
Spotifyは確かに便利だが折角の音楽の価値を薄めてしまうこともある。
用法用量を守って正しくお使いください!
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