昭和45年 さわやかなお菓子とお子様ランチ
◆魚菜 5月号 おしゃれな料理雑誌5月号 昭和45年(1970)
前にも紹介したことのある魚菜です。この雑誌大好きなんですよね。デザインもいいし、主婦向けというか若い女性向けという感じで、ぶっとんだ料理も多く紹介されています。
前回の記事はこちら ヤングミセスの新婚ウィークリークッキング
魚菜は紹介したいページがたくさんあるんですが、まずは”さわやかなお菓子”というコーナーです。
あまり見た目は爽やかな感じしないですが、見た目も面白いお菓子がならびます。
◆フルーツのあめかけ
これは子供は盛り上がりそう!
右のページはフルーツのあめかけ、パンプリン。中央にはオムレツケーキ、左ページは上から、ボールドーナッツ、いちごヨーグルト、白玉ボンボンです。
いいですね、このフルーツのあめがけの盛り付けがいいです。オレンジに串にさす感じ。
レシピもなかなか強烈です。材料はリンゴとバナナなんですが、天ぷらしてからラードと砂糖でまぶします。ラードはなんだろうな、、、揚げ衣との相性とかつきやすいとかあるのかな。なかなか変わったレシピなので引用しておきます。
フルーツのあめかけ
■材料(2人分) りんご1個 バナナ1本 砂糖100g てんぷら衣適宜 ラード
■作り方
①りんごとバナナは、一口くらいの乱切りにして、薄い酢水にくぐらせて、普通のてんぷらに衣をつけてさっと揚げておきます。
②フライパン に、ラード小さじ1杯を溶かして、分量の砂糖と水大さじ3杯を加えて煮つめ、回りから薄い焦げ色がつきはじめたら、手早くフルーツを入れてあめをからませて、油を塗った皿に取ります。
③手に水をつけながらあめをからませたフルーツを串に刺して飾ります。刺す台は夏みかんのほかにキャベツ、だいこんなどにアルミはくをかけて使ってもきれいですね。
あめかけするとき、あめに色がついてきたら焦げないようにすぐに温度をさげます
まあ爽やかではないかな。ラードを使ったキャラメルはずいぶんハネそうな気もしますが。作るときは油ハネに注意です。
もう可愛いのかなんなのかわかんない感じの盛り付けぜひ再現してみたいです。
◆ボクおなかすいちゃった お子様ランチ
お子さまランチはデパートだけのものではありません。ママの手作りなら楽しさいっぱい おいしさ満点。こどもの日のすばらしいご馳走です。
この魚菜は5月号なので、子供の日にどうぞということで凝ったお子様ランチがでています。見た目もがんばっていますね。なんか現代にはないこのレトロさたまりません。
顔をね、つけたがるんですよ。でも子供はよろこぶんだろうな。さらっとラディッシュを飾り切りしているのは大変そうですが、かわいいお子様ランチです。けっこうボリューム多い。
いろいろなところに細かい仕事が光ります。
お子様ランチAに、ウィンナーのたこがありますが、上に玉ねぎの芯を使うと書いてあります。玉ねぎの小さいところを鉢巻にしてるのが可愛いですね。
トマトをくり抜いてポテトサラダを入れたり、だるま卵もクオリティ高いです。
お子様ランチBもエッグネストが凝っています。卵白をメレンゲにしてオーブンで焼いたもので、すごもり卵とか呼ばれる料理のようです。
黄色い顔は桃の缶詰ですね。でもかわいいです。
お子様ランチCはミニ人参が並んでいますが、レシピをみると
にんじんは、6センチ長さの太い棒状に切ってから、それぞれを小さな洋にんじんの形にむきます。大きさや形をそろえておくと、でき上がりがきれいです。
めんどくさい!でもお子様ランチのため、子供の日のためがんばっています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?