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びびびのビタローニ男。〜その4(最終回)〜 カリフォルニアン

皆さんこんにちは。ビタローニ特集の最終回です。これまでの回は、こちらから是非ご覧ください。

1回目(びびびのビタローニ男)はこちら。

2回目(バイクにビタローニ)はこちら。

3回目(付いた?→付いた!)はこちら。

さて、400SSになんとか付けてもらったビタローニ・セブリング。
格好は想像通りで、純正の赤のミラーより、半ツヤのザラッとした質感の黒が引き締まって見えるのと、脚が短いコンパクトさで車両全体のスリムさ(特に少し旧いドゥカティは跨がった感じも相当スリムです)が強調されます。

ですがしかし、問題があったのは、ハンドルを切ると、

ミラーが手の甲に干渉すること。

丈夫なミラーなら干渉しても気にしないのですが、このミラー、作りはそんなに頑丈じゃないんです。
ミラー本体は長いネジでベースに固定する仕組みですが、これが緩んだり、ネジ穴部のプラが割れたりします。ある時は、走行中にミラーが落ちました。何回か、落ちました。そのうち1回は、ハンドルを切って手の甲がミラーに当たったときでした。

何回かミラーが落ちると、さすがに気になって乗りにくくなります。
そこでついに、交換することにしました。脚が短いから干渉する…ならば、同じビタローニでも、脚の長い"F1カリフォルニアン"というモデルなら干渉しないのでは?

ただ、ミラーそのものがカッコ良いことはわかっているものの、400SSにカリフォルニアンをつけたらスタイリングがどうなるか、これは事前に見ておきたい。そこで、海外のサイトも含めて調べてみたのです。
しかし、見つかったのは、
こんなのとか(もう少し画面を引いてくださーい)、

こんなのとか(ライト替えちゃってますやん)、

こんなのとか(奥の機械を撮ってるのかな? も少しバイクの方、見せてくれーい)、

私のニーズからすると「もひとつ」なアングルばっかりだったんです。これだけで、採用!と判断するのは半ば、賭けみたいなもんですよね(結局、賭けましたが笑)。

それで、400SS/900SS/SLにカリフォルニアンを付けるとこんな感じになりますよ、という、採用可否の検討材料にしてもらおう!と思ったのが今回の投稿のキッカケです。

当初、脚が長いから、どうかなと思っていましたが、実際に付けてみると、杞憂でした。やはりこの頃のイタリア車には、ビタローニはバッチリ似合うと思います。

ただ、同じビタローニなんですが、セブリングとカリフォルニアンとでは、ベースのネジ穴のピッチが違うんですね。カリフォルニアンはドゥカティ純正と同じピッチでしたので、もったいないことに、セブリング用にワンオフで作ってもらったベースは、使わないで付きました。

あと1点、工夫を紹介しておきます。カリフォルニアンも、固定が甘いです。コイツの場合は長い脚がミラーと一体成型ですので、ミラーを脚ごと傾けることで見える角度を調整するようになっています(微調整は、ミラー面を動かすことでできます)。この傾ける軸と、ミラーの固定を同時に担うのが、1本の長いネジなんです。ですから、角度を決めた後は、

ギューッと固く締めないと、

走行中の振動により、ミラー全体の角度が垂れてきてしまいます。

ラリーなどの競技車両では、垂れ防止のステーを取り付けていましたね。写真は、ランチア037ラリー。細い棒のようなステー、見えますでしょうか…

純正では固定用に長いプラスネジが付いてきますが、プラスネジではそもそもキツく締めるのが難しいし、ネジの材質が少し柔らかいのか、ドライバーでキツく締めようとすると舐めやすい。ですので私は六角穴のステンレスボルトをホームセンターで買ってきて、ネジを交換してます。これなら、垂れにくいです。

なお、視界はセブリングより良いですが、そんなに大きくは変わりません。左腕と脇腹の隙間から後方を見るのは、同じです。

最後に、フィッティングのご参考まで、何枚か写真を載せておきます。ご参考になれば幸いです。それでは、またー。


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