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傷ついた男性性が本来の強さを発揮するとき


ツインレイと出会って以来、これまで自分なりに男性性と女性性のバランスをどう整えるか奮闘してきました。



この自分の中の男性性と女性性による“インナーマリッジ”がうまくいかない原因として、どちらかが“過小”もしくは“過剰”な場合があります。

私の場合、傷ついたインナーチャイルドが原因で、ずっと男性性が“いびつ”な状態でした。

どう“いびつ”だったかわかりやすく例えると、ズバリ、

『外ヅラのいいモラハラ亭主』

でした。

自分に自信がなく、人の評価を気にするあまり自己主張がうまくできない一方で、自分の中の女性性に対しては、

「お前の言うことは当てにならない」
「自分の言うことだけ聞いていればいい」

と冷遇し、一方的に命令したり支配するような態度を取ってきました。

以前の私は、相手の顔色をうかがいすぎるあまり、自分の望みよりも他者の望みを優先し、

自分の望みを蔑ろにして、他者の望みを叶えることで幸せや充足感を得ようとしていました。

自分の感性や感覚に対しては、常に疑い見下したような感覚でいる一方で、

“波風立てるくらいなら、我慢した方がいい。”

“変な人と思われるのだったら、自分が合わせた方がいい。”

そんなスタンスで生きてきたので、男性性の力をうまく発揮できずに、インナーパートナーシップは破綻状態でした。


男性性の本質は、『与える、満たす』です。

男性性は、幸せにする対象(女性性)に尽くすことに目覚めることで、初めてその性質を最大限発揮することができます。

ということで今回は、さまざまな取り組みを経た結果、

私の中の男性性が、本当の“男性性らしさ”を取り戻せたと思えた出来事があったので、それをシェアします。



さて、さっそくですが、

その出来事というのは何かと言うと、新しく買った枕の“返品”です。


最近、それまで使っていた枕が合わなくなったので、私は某有名家具店に行き、そこそこの値段の枕を買いました。

店頭で試したはずなのですが、どうも家に帰って寝てみると寝心地が悪く、夜中に起きてしまうほど合わなかったので、思いきって返品することにしました。

ネットで調べると、『枕は衛生用品ではないので返品が可能』という情報を目にし、

実際にその家具店で枕を返品したブログ記事や、知恵袋の回答などが出てきたこともあり、

私は次の日、さっそく購入した販売店に返品しに行きました。

しかし、対応した店員は、私の「返品したい」に少し戸惑った様子で、インカムで責任者と確認した後、「返品できない」と伝えてきました。

「枕は衛生用品ではないので返品できると聞いたのですが」と食い下がりましたが、「一度使用したものは返品できません」と断られてしまいました。


以前の私は、それってどうなの?と思ったことに対して、なかなか行動がとれませんでした。

例えば、

レジで並んでいたら横入りされた

自転車屋で聞いていた修理代より高い値段を請求された

といったことに対して、

『横入りしてますよ。並びなおしてください。』

『最初に聞いていた値段と違います。どうしてですか?』

などと言えず、後から思い出して何も言えなかった自分にモヤモヤすることが多々ありました。

自己主張するよりも、“面倒ごとに巻き込まれたくない”、“大事にしたくない”、“変なクレーマーと思われたくない”といった気持ちから、

男性性の本質である、“行動する(自己主張する)”という機能を発揮することができませんでした。


以前の私だったら、そこで泣き寝入りしていたかもしれません。

仕方なくフリマアプリに出して、運よく定価より少し安めに売れたとして、+送料分の損失として自分を納得させていたかもしれません。

ただ私は、枕を返品できる“世界”で生きていたので、別のパラレルワールドの存在を認めることができませんでした。

“なに?店舗によって返品できるところとできないところがあるってこと?おかしくない?”

と、イライラモヤモヤした私は、駐車場に戻り車内でその家具店の相談窓口に問い合わせをしました。

そこで、改めて返品できることを確かめた上で、返品を断られたことをオペレーターに伝えた結果、家具店の責任者に話が行き、見事返品することができました。

出てきた責任者は平謝りで、なぜ最初から返品を受け付けなかったのか、かなり謎ではあるのですが、

ここで、モヤモヤしたことに対してうやむやにせずにしっかりと行動するという、本来の男性性の本質を発揮することができました。


ここまで読んで頂いた方には、なーんだそんなこと?と思われるかもしれませんが、

今までいびつな状態の男性性だった私からしたら、かなりの大進歩です。

(そのときの私は、怒りと緊張で終始手が震えていました😅)


店員にどう思われようと、自分の思ったことを貫き通す。

私の中の男性性よ、あっぱれ!惚れるぜ!の一言に尽きます。

こうやって、少しずつ自分の権利を主張したり、自らの手で満たす体験を積み重ねていくことで、傷ついた男性性は、

“自分でも自分(女性性)を幸せにできる”

と、自信を取り戻すことができます。


私は今回のことで、自分なりにそれぞれの性質と向き合ってきた結果、

自分の中の男性性が、立派に頼もしくなってきたことを実感することができました。


男性性の癒しと回復については、もっといろいろと他にも気づいたことがあるので、今後改めて記事にまとめようと思います。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました😊


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