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【雑記①】早起きして食べるお米屋さんのおむすび

 2024年2月3日午前6時。早朝4時半ごろから目を覚ましていたパートナーが「おなかすいた~」と駄々をこねるので、「お米屋さんにおにぎりを買いに行こうよ」と提案した。

 2月上旬の冷え込むような寒さの中、朝ごはんを求めて歩く。前方に見える富士山を見ながら即席で俳句を詠んだり、あの店なんだろうね~と話しながら2人で歩く。2人で散歩していると、自分が気付かないような景色を見れるのが良いなと思う。

朝日が出て間もない散歩道

 ゴールは、三島市に本店を構える岩崎米殻しゃり工房。創業100年を超える、地元で有名な米屋だ。長年培った精米・販売ノウハウ、おむすび販売に加え、2022年から自らお米作りに挑戦している。お米作りには静岡県東部の休耕地を利用しており、地域課題の解決、地産地消に貢献している、ローカルに根差した米屋だ。

 自宅がある清住町から15分歩くと、店にたどり着いた。店内は温かみのある木の壁面に囲まれ、米や惣菜が並べられている。レジ横のカウンターに、串カツやコロッケ、から揚げが並び、朝にもかかわらず誘惑されてしまう。カウンター上の壁には、お目当てのおにぎりのメニューがずらりと並ぶ。具の種類によって金額が異なり、注文後、お店の人が一つひとつ、丁寧に手むすびしてくれるのだ。

 店に来るまで知らなかったのだが、おにぎりは店内で食べることもできる。しかも、無料のお味噌汁が飲み放題!これは店内で食べるしかないと思い、私は梅と大葉味噌のおにぎり、彼はスパム、焼きおにぎり、天むすのおにぎり弁当(からあげとポテサラ付き)を注文した。

 出来上がりを待っている間、一足先にお味噌汁を飲むことにした。お店の端っこに置かれたジャーのふたをあけると、湯気がたちのぼる。
 プラスチックのカップに注ぎ、一口飲むと、冷え切った体にアツアツのお味噌汁が沁みわたった。自宅の白みそと違って、田舎味噌を使った岩崎米殻しゃり工房のお味噌汁はしっかり味噌の味がした。
 お味噌汁を飲みながら待つ数分の間にもお客さんが2~3組来ており、繁盛していることがわかる。

 お味噌汁の2杯目を注ぐ頃、注文の品がやってきた。まずは「梅」のおにぎりをパクリ。ちょうどよい硬さで炊かれたお米は自分好みだ。たっぷり入っている梅は味が濃すぎず、お米のおいしさを引き立たせる。サイズが小ぶりなのでペロッと食べ終わり、二つ目の「大葉味噌」のおにぎりに。味噌が甘く、食欲をかき立たせる味だった。
 食べている最中、彼が驚いた表情を見せたのでどうしたのかと聞くと、注文した焼きおにぎりに梅が入っていたらしい(笑)。確かに焼きおにぎりに梅は珍しいかも。

 2人ともあっという間に食べ終わり、偶然にも節分だったのでレジ前に並んでいた恵方巻を買って帰ることにした。田舎巻き、サラダ、キンパ、かつ、海鮮の5種類あって、キンパ味を購入。(こちらも濃い甘たれの牛肉と甘いタマゴがびっしり入っておりその日のうち美味しくいただきました。)

節分の日に並ぶ恵方巻きたち。

 朝ごはんを求めて、散歩した、つかの間の休日の朝。帰り道、彼が「今度また、岩崎米殻しゃり工房をゴールにしてウォーキングしようよ」といった。朝ごはんが美味しいお店、もっと見つけたいな〜。

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