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「わくわく」はリジェネラティブ!

次世代につなぐ未来のために、人と社会と自然が共鳴しながら発展する「Regenerative(リジェネラティブ)」なあり方を考えるオンラインプログラム「Regenerative Futures Camp(RFC)~世界をよくする会社をつくる人へのオンライン研修~」。

2022年1月にスタートし、今までに約70名の方々にご参加いただき、参加者満足度はなんと100%!

2023年4月15日(土)から始まる第3期生の募集が始まった今、前回参加した方からの感想をご紹介します!

第二期生 辰野淳彦さん


「SDGs」「サステナブル」
最近特によく目にするようになりましたが、
どこか自分には
我慢や企業のマーケティングに見える側面があり、
しっくりこず、違和感を感じてました。

そんなネガティブな印象とは180°変わり、
ポジティブな印象を持ったのが
RFCのテーマでもある「Regenerative」という概念。

我慢でも維持でもなく、暮らしが自然を再生する営み。心身の健康、過ごしやすい社会、経済成長、自然環境の再生…

理想論にも聞こえますが、
そんなRegenerativeな未来って、素晴らしいな。
シンプルにそう感じたのが始まりです。笑

Regenerative Futures Camp(以下RFC)には、そんな「Regenerative」をもっと知りたい!と思い参加を決め、
トモさん、アスカさんをはじめ、アースカンパニー、素敵な参加者の皆さまに囲まれ、本当に多くの学びや気づきを得た3ヶ月間でした。

「この一枚の紙のなかに、雲が浮かんでいる」

これは、RFCでも紹介された、自分の好きな言葉の1つです。
雲なしには水はなく、水なしには樹木は育たず、樹木なしには紙はできない。
たとえ目に見えなくても、全ては繋がっている。We are all connected.
当たり前に聞こえつつも、その感覚を忘れていたんだなぁ、と改めて感じ、思い出させてくれる言葉。

実際、自分が消費している食べ物や服、趣向品などをみても、
「これ一体どこで誰が、何から、どうやって作ってるの?」
と聞かれたら、答えられるのはほんの一握り。。。
さすがに、見えていないものが多いな、とハッとします。

せっかく消費するなら、共感できるものがいいし、共感できないものは、消費したくない。

そんなピュアな気持ちを思い出すと、「知ること」へ前向きになり、
自分の行動にも変化が生まれてきました。
結果的に、他の選択肢がみえるようになったり、好きが増したり、
次第に素晴らしい人やものとの出会いも増えた気がして、
おかげさまでQOLが現在進行形で上がるきっかけになってます。


「自分の好きなものについて、もっと知ろう」 

そんなピュアな気持ちから振り返ると、僕の場合はまず音楽になります。
元々、演奏するのも聴くのも音楽が大好きで、レコードは特に好きで集めています。(部屋の8割を占めるほど、、、)

旅先では必ずレコードを掘る時間を作ります

そんなアナログ主義の自分にとって、
「知ること」=「できる限り直接感じること」

情報を調べたり聞いたりするのはもちろん重要ですが、
例えばレコードが作られる過程を生で見たいな、と強く思うように。

そんな矢先、
奇跡的な出会いが重なり、笑
RFC後、オランダに向かい、
あるレコード工場の視察に行くことができました。

レコードが作られる過程を見学

そこでは、リジェネラティブではないけれど、
100%再生エネルギーを使い、捨てられる端材やレコードのリサイクルなど
できる限り環境に良い方法でレコードを作る!と楽しみながら働く姿が。

中でも印象的だったのが、
「大好きな音楽の音質は妥協しない」という本質において、
石油由来の原料を使うことを、今は譲れないと言っていたこと。

原料となる塩化ビニルの粒

「環境問題に取り組む」と意思決定した場合、
どことなく、
「矛盾してはならない、完璧でなければならない」
というような先入観がありがちですが、
完璧なんてないし、やり始めてみないと分からないことだってある。

オランダで訪れたレコード工場では
第一に、好きなものを好きでいて、楽しく働く。
その上で、何ができるかを真剣に考えて取り組む姿勢をみることができ、非常に共感しました。

「わくわくは、リジェネラティブ」

いろいろオランダらしいオフィス

好きだからこそ、熱量持って続けられる。
好きが伝わるものこそ、記憶に残るし、応援したくなる。
そうやって初めて、世の中を変える好循環は生まれていく。
「わくわく=リジェネラティブ」
これはRFCでも、最も腑に落ちた学びの1つです。

自分のわくわくで言えば、まず音楽。
レコードに限らず、イベントなどを主催することもあるので
音楽に使うお金だけでなく、使ってもらうお金に関しても、より深く考えるきっかけになっています。

何にせよ、まずは楽しむことから始まる、と肯定できるようになり、
もちろんRegenerativeを目指す上ではいろんな壁があり、現時点ではツッコミどころだらけですが、総じてわくわくできています。笑
(実際にRFCきっかけで形となり始めているプロジェクトも!)


そんなこんな、3ヶ月という短い期間でしたが、RFCでは、新しく知ることだらけ。わくわくの重要性を再認識できました。

嘘でしょ?と驚き、全く知らないような世界も広がっていたのですが、
「全ては繋がっている」という前提に立つと、
そもそも自分に関係ないものなんてないはずだよな。。。

先述したように、知ることから、行動や出会いも変わってくる。
もともとフットワークは軽い方でしたが、
知りたいことがある場所には、より足を伸ばすようになりました。

RFCメンバーのご紹介で行った八王子の森散歩

RFCの最中にも
広島、徳島、香川など、国内で行われる自然豊かな暮らしの中の取り組みを視察にいったり、長野で茅葺屋根作りやVeganで1週間過ごしたり。

広島、大崎下島にて最高の景色

RFC終わりには、
1ヶ月間ヨーロッパに滞在し、
自分の好きなものを中心に、自然との繋がりを大事にする時間を作ったり。

先述したレコード工場以外にも、
オランダの循環経済のコミュニティ視察ツアーにも参加することができ、
素晴らしい人たちとの出会いや、
ゴミとみなされたものが、コミュニティや建物、モノやアートに形を変えて新しく消費されていく姿を肌で感じることができたり。
(↓いかにもオランダらしい写真を2枚、笑)

捨てられるジーンズで作られた恐竜
廃クレーンを活用したホテル

その後は、極寒のフィンランドに滞在し、雪山ハイキング、-17°の気温でサウナ、氷が浮いた湖で水風呂などなど、究極の自然アクティビティを満喫。
やはり自然の中に身を置くと心も体もスッキリします。

人生初の雪山ハイキング

そんなこんな、以上、全て半年間の出来事でした。
RFCに参加したおかげで、Regenerativeな未来に向かう道のり、その広さと深さをより体感できた気がします。影響が濃い。

また、参加者も素敵なひとばかりで、再会や新たな出会いがすでに楽しみ!僕自身も、わくわくを追求することが、自然を再生する営みになるとように、これからも楽しく走りたいと思います。
RFC、濃い学びと素敵な出会いを本当にありがとうございました!

\辰野さんが濃い学びと出会いをみつけた時間。詳しくはこちらから!/

https://www.earthcompany.info/ja/blog/rfc03_2023/


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