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空っぽの身体に降り積もってゆく記憶

私を少しずつ作って満たして
そんな風に人は人の形になるの
忘れたくない想い心に重ねて
記憶 See-Sow

dアニメに入ったのに、なかなかアニメを見る時間が作れない。

理由…

その①本を読んでるから。

その②目が悪く、どれだけTVによっても画面に集中できない。

その③見たいアニメがみな大作すぎて、長時間拘束されるのか、と絶望する。

眼鏡を作る予定であるから、その②はいずれ解消される。

まあ、TVじゃなく、タブレットで見る時もあり、それは手もとで見れるからまだいいと気づく。

あかん、fire tv買ったのに、Amazon musicと YouTube専用になってしまってる…

眼鏡が出来たら、きっと、そのへん大丈夫。

その①とその③は、どうしようもない。

また、前よりprime Videoに出入りするから、見たい作品が増えていく。

ジェーン・ドウの解剖見たかった!

アルキメデスの大戦、ある、やった!

晩酌の流儀見ながら、炭酸で晩御飯は楽しいなー。

…アニメ見ろや。

そうして、今日気づいてしまった。

百舌の叫ぶ夜…!

映像化してたことは知っていたけど、どーすんだ?と思っていて、ドキドキしてまだ見てないが、いや、ほんとにどーすんだ?

小説はいつ頃読んだろう。

10代は間違いない。下手したら中学時代。

重厚な物語、すごいハマった。

まだ、湾岸戦争は始まってなかった。

戦争やテロって事が全然身近でないとき、この作品を読んで最初に思ったことは、

「エジプトには旅行すまい…」

という短絡的な感想。失礼。

激重いハードボイルドだが、あっという間に読める、演出の妙。

記憶喪失の主人公が、失われた記憶のために奔走するのだが、絡み合う伏線地獄、交錯する登場人物たちのそれぞれのドラマ、苦悩、醜悪、絶望を華麗な暴力で踏みしだいていく。

シリーズものなのは知ってるけど、あえて他作品は読まず。

この作品の、私の中の完成度を損なう要素があるなら、むしろ読みたくない。

その映像化。

…かなり、無理があるし、てか、真ん中の人が主人公なのか?多分そうなのだろうけど…

この人、私の中で、もうシロさんでしかないわー。

でも、見てみたい。

てか、読み返したい。

主人公がパズルのピースを合わすように、自分を探して探して、そうしてたどり着いた『真実』を、もう一度記憶なくして読み直したい。

懊悩より、その身を焼き尽くす『真実』を選び、宿命に導かれるよう、全てを投げ出して、自分を取り戻し、そうして…

見るか、読むか。

どちらにしても、アニメ見る時間が…

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