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初夏の夜をこえて (詩)


初夏というのに肌寒い夜
雨の音と鈴虫の鳴き声だけが響く夜

君の声が鼓膜から聞こえてきたのは
それはそれは昔のことなのに
僕は昨夜のことのように思えて仕方ない

だから僕は今宵も眠りにつく
君の声を思い出しながら独りこの部屋で

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