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久我隆礼|部下の成長を感じながら前に進む


今回は財務支援部の久我部長にインタビューしました。
先日のオールスタッフミーティングでも「1秒を削る取り組みを進めていきたい」と話していた久我さん。

▼前回のオールスタッフミーティングに関しての記事▼

代表小西との出会いや、仕事に対する想い、さらには隠れた特技まで赤裸々に話してもらいました。

久我さんは前職でエンジニアをされていたので、「異業種から会計事務所への転職を検討されている方」や「会計事務所への就職を考えている学生さん」にとっては、特に参考になる情報が詰まっています!

PROFILE
久我隆礼(くがたかみち)さん 2013年入社
福岡県出身
福大大濠高校ー九州大学ー九州大学大学院システム情報科学府修士課程修了
大学院卒業後、パナソニック株式会社にエンジニアとして入社。
パナソニックでは自動車用のラジオ・テレビチューナーLSI開発に従事。
税理士法人アーリークロスの前身である小西公認会計士事務所に入所。
現在は、財務支援部の部長としてマネジメントに従事しながら、
ペーパーレスやリモートワークの推進にも携わっている。

​「好きなことをして、周りに引っ張られていた学生生活」

小西:久我さんは福岡県出身で、大学院卒業までずっと地元でしたよね。どんな高校生活を送っていましたか?

久我:僕が高校生の頃は福岡ドーム(paypayドーム)の外野席は全て自由席だったので、席を取るために朝5時から友人と並んで野球観戦を楽しんでいました。実は練習を見るのも好きで、選手の細かい身体の使い方を見たりコンディションを確認したりしていました。マニアック過ぎてすみません笑

小西:野球中心の生活ですね笑。勉強の方はどうでしたか?

久我:友人にも恵まれ、真面目に勉強していました。理系の特進クラスに所属していたことあり、周りに優秀な人が多く、引っ張ってもらっていた感じです。
もともとそんなに成績は良くなかったのですが、友人と勉強していたら自然と成績も上がって、運も味方し第一志望に合格することができました。

小西:電気工学を専攻されたのには、何か理由はありましたか?

久我:何も考えていませんでしたが、振り返ってみると、電気系の仕事は幅が広いと父親から助言を受けたことが決め手だったと思います。

小西:大学時代はどうでしたか?

久我:大学時代も野球をしていましたね。サークルに所属して、福岡の学生軟式野球リーグで汗を流していました。3年生のときは三塁手としてベストナインを貰って、それなりには結果を残せたのではないかと思っています。
5年前にOB戦に参加したとき、サードからファーストへ投げても届かなかったことが今でもショックです笑
あとは、実家が福岡ドーム(paypayドーム)の近くで野球が好きなこともあったので、売り子さんの荷造りや売上の精算をサポートする「ドームの売り子さんのお手伝い」というアルバイトもやっていました。

小西:大学院に行くことを選ばれた理由は何かありましたか?

久我:周りには就職活動をしている方はいましたが、恥ずかしながら特にやりたいこと、自身のビジョン(将来像)を考えられていなかったことが理由のひとつではありました。あとは、大学4年生の時の超電導環境の研究が面白くて、ご指導いただいた当時の准教授の先生をリスペクトしていたので、大学院への進学を選びました。

小西:その後、研究室で学ばれた後に、パナソニックに入社されたのですね。

久我:まだ社名が松下電器産業株式会社の頃で、エンジニアとして採用していただきました。

小西:経営の神様と呼ばれる松下幸之助氏の会社で働かれて、学ぶことも多かったのではないですか?

久我:はい、学ぶべきことが多く、大変勉強になりました。今でも当時学んだことが活きることは多々あります。

「お客様の人生を背負う責任がやりがいに繋がっている」

小西:その後、福岡に戻られてからは大原簿記学校に通われていましたよね。簿記1級まで取得されたとか?

久我:はい、1級まで取得しました。知人の税理士に転職相談をした際に、会計業界に入りたければ最低でも2級は必要だと言われたんです。それで、もともと興味があったこともあり、大原簿記学校で学ぶことにしました。

小西:僕が大原で会計士講座の講師をしていたんですよね。そこで、他の先生から優秀な方が就職先を探していると聞いて、紹介してもらったのが久我さんとの出会いでした。当時2013年でしたよね。この業界に入ってみて最初大変でしたか?

久我:大変でしたが、面白かったです。
製品開発ですと、時にプロジェクト期間が5年に及ぶような、長期的なスパンで業務をしていくんですよね。どんどん課題が積もり積もって、期間中もずっと追っていかなきゃいけないプレッシャーがあります。一方で、会計事務所の仕事ももちろんお客様の経営に寄り添いながら、長期的にお金や税金に関してプランニングしていきますが、決算という1年の区切りがあるので短期的に目標を立てやすく自分には合っていると感じています。
また、お客様の人生を背負うという、非常に重い責任を感じることによって自分自身も成長できることに魅力とやりがいを感じています。

小西:お金に関わることですからね。研究職も非常に重要で未来につながるお仕事ですが、税理士業務はよりお客様に近い位置で仕事をできるのが魅力かもしれませんね。

小西:振り返ると随分変わりましたね。当時は3人ぐらいでやっていた時期もありましたし。

久我:時間によっては事務所に1人という日もありましたね。

小西:事務所の規模がかなり小さい頃からご活躍いただき、特に最初は何でもやってくださいましたよね。来客時のお茶出しとかも。

久我:はい、お客様がいらっしゃる度に名刺を渡していた記憶があります笑

小西:そんな中でも仕事を任せたらしっかり応えてくださって、意欲的に業務に取り組んでいただけるので、僕の仕事も安心して久我さんに任せていけるようになり非常に助かりました。

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「部下の成長を感じながら前に進む」

小西:2018年に税理士法人になってからは、お客様担当として顧問業務に携わっていただきながらも、財務支援部部長としてマネジメントをお願いしていますが、心境の変化などはありますか?

久我:心境の変化はかなりあったと感じています。一番は、部下との接し方が変わりましたね。少人数のときは部下が作った試算表を一緒に見たり、経理の中身を確認したりしながらマンツーマンでアドバイスをしていましたが、今はチャットワークを使ったり、IT管理ツールを使いながら、マンツーマンではなく複数の人を同時にマネジメントしています。

小西:プレイヤー職から管理職に変わると見える景色が違うというか、仕事のやり方から、考え方まで変わっていきますよね。

久我:最近は助けてもらっている感覚があるというか、1人ではできないことが10人、15人と人数が増えていくとできることも多くなってくるので、そのパワーを実感しています。あと、言い方が上から目線で恐縮ですが、部下の成長を感じながら前に進めている感覚も、実際にやってみないと分からなかったと思います。

小西:私もnoteに書きましたが、1つの課題に対して、1人で取り組むことと、組織で取り組むことでは、スピードやクオリティも変わってきますよね。
日々積み重なっていく課題に対しても怖くないというか、どうやって課題を解決できるのか、選択肢も増えて精神的にも楽になりました笑

小西:久我さんは出会った当初から課題を1個ずつ乗り越えてきて、お客様からも非常に評価されていると思っています。だからこそ、今の状況に安住することなく、これからもチャレンジしてほしいなと思っています。

「課題を曖昧にしないこと」

小西:税理士法人になってからは業務の仕組み作りにも取り組んでいただいていますよね。業務フローを作っていくうえで感じていることはありますか?

久我:業務フローを作っていくうえで大切なことは、ひとつひとつの課題を曖昧にしないことですね。なんとなく進めていた業務や個人に帰属していた業務をルール化して、全体で解決できる仕組み作りが大切だと考えています。日々改善を繰り返しながら完璧を目指していきたいです。

小西:曖昧にすることって、言い換えると決断を避けていることだと思うんですよね。役割やポジションが上がるにつれて決断することが重要な仕事になってきます。語弊がある言い方かもしれませんが、私は間違っても前に進む、課題に向き合うことが大事だと思っていて、適宜修正していけばいいだけなんですよね。曖昧さを残したまま決断を避けると潜在的に大きなリスクになる可能性もあるので、諦めずに課題に向き合っていただきたいですね。

小西:「戦略は細部に宿る」という言葉がある通り、細かいところの詰めが甘いと全体を損なってしまうということもあるので、あと一歩というところを曖昧にせずに向き合っていくことが大切になると思っています。これは、私自身の感覚的なところもありますが、慣れていくとだんだん研ぎ澄まされてきて、重要なことの勘所というか、ここはしっかり抑えとかないといけないと感じることが増えてきませんか?

久我:恐縮ですが、だんだん感じてきています。まだ勘所を感覚でやっているところもあるので、そこをしっかり言語化して、全体の課題として落とし込んでいきたいですね。

「全力で子どもと遊ぶ」

小西:皆さんも驚かれると思うんですが、久我さんはピアノが弾けるんですよね?

久我:ホントに恥ずかしいです笑

小西:数年前には発表会にも出られていましたよね。

久我:実は昨年も出ました笑。娘がピアノ教室に通っているんですが、そのピアノ教室で毎年開催されるの発表会に私も参加しています。昨年は娘の小学生最後の発表会だったのですが、コロナで中止になりました。代わりに家でビデオ撮影する形のリモート発表会となり、私も娘と共に参加しました。

小西:忙しい中練習するのはすごいですね。もともとはいつからピアノを習われていたんですか?

久我:うまくはないですよ、小学校5年生まで習っていました。妻にはよく発表会に出る勇気があるねと言われていますが、たまには楽しいかなって思いながら出ています。土日しか練習の時間は作れませんが、コツコツ楽しみながら練習しています。発表会は春にあるのでちょうど確定申告の時期と重なるんです笑

小西:他にはプライベートでどんな過ごし方をされていますか?

久我:最近は、公園でキャッチボールをするなど、息子と遊んでいることが多いですね。振り返ってみると、上の子は女の子ということもあって全力で遊んでいなかったなと思ったことがありまして。それもあって今は息子と全力で遊ぶようにしています。私にとっても、いい運動になっています!

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「人が好きな人が好き」

小西:今、財務支援部では採用を強化していますよね。どのような人と一緒に働きたいか、応募してほしいかとかありますか?もちろん、会社としての基準はありますが、久我さんの個人的な見解を教えてください。

久我:私の場合は一貫していて、「常に前向きな方」、「前に進もうとするチカラがある方」と一緒に働きたいですね。滞りなく業務が流れていくことが理想だと思いますが、何か課題が出た時、つまずいた時、失敗した時に逃げずに向き合って乗り越える強い気持ちを持っている方が良いですね。

よく「簿記何級が必要ですか?」と質問されることが多いのですが、私の場合は特に気にしていないんですよね。職種柄、知識をお持ちの方はもちろん大歓迎です。前向きな考え方をお持ちの方は、知識の有無に関わらず成長スピードが違うんです。

あとは、「人が好きな人」というか、人に興味関心がある方は向いていると思います。
実際にお客様とお会いする機会は滅多にありませんが、お客様から経理資料をいただき、帳簿を作成していくのが主な仕事内容ですので、お客様のビジネスモデルに興味があったり、経理から読み取れるお客様の人物像に興味を抱けたりするような方は財務支援部に向いています。社内においても経営支援部(お客様担当窓口)と円滑にコミュニケーションを取ることはとても大事ですので、人に関心がある方だと嬉しいですね。

▼財務支援部の採用情報▼

小西:ちょっと踏み込んで、面接でよく質問していることはありますか?

久我:「苦労したこと」はよく聞きますね。苦労話は具体的な話が出てきやすいんです。課題や問題に対して、どのようにして乗り越えてきたのか、その時どのような考えだったのか、苦労話の中に人柄が見えてきますのでよく質問しています。

小西:最後に、これからECAでチャレンジしたいこと、やりたいことはありますか?

久我:短期的には、現在15人程度の財務支援部を倍の30人規模の組織にして、会社としての業務効率や生産性を上げていきたいです。そのために大事なことは、課長やプレイヤーの方をいかに増やしていけるかだと考えています。特に財務支援部は8割が女性ですので、今後も女性が活躍できる、働く女性のキャリアパスを作っていく必要があると考えています。

長期的に考えると、組織の仕組みを理解している方が増えていくことで組織が強くなっていくと考えています。即戦力で能力が高い方も大変嬉しいんですが、知識や能力だけではなく、会社や部署の取り組みに興味を持って、仕組みを理解していける方にどんどんバトンを渡していきたいと思っています。

小西:久我さんにはミーティングの際に何度か話していますが、「1人の100歩より、100人の1歩」という言葉がありますよね。まさに今の財務支援部が、チームで課題に取り組む業務はこれから更に会社を強くする取り組みになるので、是非頑張っていただきたいです。

小西:久我さんの個人的な目標はありますか?

久我:個人の目標としては、科目試験に合格して税理士になることですね。
税理士になって、仕事が劇的に変わるということではありませんが、税理士法人という形態である以上、最終的な責任を持つ立場にいるのが税理士だと思うので、税理士には絶対になりたいと思っています。


みなさん、いかがでしたでしょうか?
久我さんの非常に前向きな人柄と課題へ立ち向かう強い気持ちをお持ちの方ということが伝わったのではないかと思います。これから益々ECAを盛り上げてくれる人だと感じました!

- 税理法人アーリークロス公式note編集部 中の人より


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