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【義務を上手く活用する】

今日は『義務を上手く活用する』
についてお伝えしていきます。

「義務」と聞いて
個人的に連想する言葉が
下記の通りです。

「強制」

「奴隷」

「命令」

「服従」

「~しなければならない」

「must to」

etc


ネガティブワードが
次々と出て来ます。

多くの方も
憲法や法律に沿って
行動するしかないと
思われているでしょう。

「義務」とは
従うべきとされることを意味する。

義務の根拠としては
理性、道徳・倫理
宗教、法制度(法令・契約など)
慣習などが挙げられる。

義務に反した場合には
制裁があるとされる。
制裁には、内面的・物理的・社会的なものがある。

なお、日本語の「義務」という語は
西周(にしあまね)ものとされている。
                    wikipediaより引用


「義務」は根拠に応じて
便宜上5つに分類されます。

「宗教的義務」

「道徳的義務」

「倫理的義務」

「社会的義務」

「法的義務」

詳細は割愛します。


著名な「義務」としては
日本国憲法に制定されている
「三大義務」です。

「教育の義務」

「勤労の義務」

「納税の義務」


私自身も

「義務なんてまっぴらごめんだ」

「命令調で指図するのが不快だなぁ」

「押しつけがましくて鬱陶しいなぁ」

etc


愚痴や不平不満を
こぼしていました。

かと言って自暴自棄になり
「法的義務」に逆らって
事を構える行動は
愚鈍の極みです。


言葉の意味を
額面通りに受け取って
解釈していると
摩擦や葛藤が生じます。

まさに固定観念の
落とし穴にどっぷり
浸かっている状態です。

思い込みや決めつけが
エスカレートしていくと
感情的に揺れ動く事が増え
冷静な判断が下せません。


「義務」を
「悪の枢軸」と捉えて
敵対する姿勢になっています。

「義務」=「テロリスト(ならず者)」
と認識している感覚です。


おや、どこかで見覚えがある
図式ではありませんか。

敵がいなければ敵を
でっち上げてでも作り
マッチポンプをする。

支配者が民衆を洗脳して
コントロールする時に使う
常套手段です。

自作自演のプロレスです。


過去に体験した
苦い経験や出来事が
フラッシュバックして
感情とリンクしていきます。

私の場合
鍼灸整骨院業界に入った時
想像以上の悲痛な体験をしたので
一時期トラウマになっていました。

当時の嫌な感情が
引き金となって
「義務」に対して
身構えるようになりました。


「何で従わないといけないんだ、ムカつく」

「酷い事をしていて上から目線とは呆れるわ」

「腹立つけど言う通りにするしかないのかなぁ」

etc


グギギっとなり
怒りや哀れみの感情が
こみ上げていました。


「義務」が
「シャドウ」に
なっていたのです。

『生理的に嫌いな人は自分の影』参照


まだ若かった事もあり
気魄と根性だけで
何とか乗り越えていました。

無理やり根性論で
押し切ったとしても
シコリは残ります。


人間が言葉や行動に対して
抵抗する過程に必ず
負の感情があります。

このマイナス状況を直視せず
やけっぱちになって興奮し
無理に抑え込んだところで
問題は解決しません。


まずは洗いざらい感情を
全て吐き出していきます。

紙に書く、声に出す
何でも構いません。

全部出し切ると
落ち着いていきます。

リラックス状態になったら
暴発している時の感情を
ゆっくりと見つめて
名前を付けていきます。


怒っていたら
「怒りーマン」(笑)

泣いていたら
「ティアドロ」

「義務」であれば
「ギムギム」

etc


面白おかしくネーミングします。

つまり、感情のラベリングです。

するとネガティブ感情に対して
寛容的になり、余裕が出てきて
客観視するようになります。


「義務」に対して
戦うのではなく
自分の内側に受け入れて
溶かしていきます。

混ざり合っていくうちに
統合して調和されます。


「義務」の対義語は
「権利」です。

「自由」は
「責任」を負う事で
得られます。

「権利」も同様で
「義務」を遂行する事で
得られます。

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そこに

「仕方がないから」

「法律で決まっているから」

「当然の責務だから」

etc

諦め、惰性、妥協の感情で
対応すると抵抗感が出ます。


「義務」という名目で

「答えを出さなければならない」

「義務感」にハマっています。


背景として

「1+1=2」

「○×方式」

で訓練されてきた
学校教育の影響が強いです。


正解を出す事が義務であると
プレッシャーを感じながら
取り組んでいるので
判断も誤りがちです。

とは言え
学校教育に責任転嫁して
被害者意識に浸る事は
避けたほうが良いです。


「正解を出さなくても全然問題ない」

とリラックスして
開き直るくらいが
丁度良いです。

「義務」としてではなく
「権利」が得られる目的として
主体的に選択すれば
気持ちも楽になります。

つまり
「目的思考」
対処していきます。


「教育の義務」(学校教育)は
ただの「義務教育」ではなく
学びや他者との関係を深める事で
人間形成を図る場としていく。


「勤労の義務」(仕事)
生活費を稼ぐためではなく
仕事をする喜びや楽しさを感じながら
社会に貢献していく。


「納税の義務」(税金)
国に搾取されると思うのではなく
自分が責任者としての一員で
国を支えて繁栄させていく。


もちろん基本的人権が損なわれ
常軌を逸する義務や法律を
何も理解しないまま
容認してはならないです。

制定する根拠や目的を
明確にする必要があります。


陰陽の視点で解釈すると
「義務」と「権利」は
表裏一体です。

分離して考えると
悪いイメージを
抱きやすくなります。

1つの繋がり(ワンセット)で
認識すると摩擦が減ります。


「義務」を上手く活用する
アプローチとしてまとめると

1.ネガティブ感情を直視して受け入れる
2.ネガティブ感情にラベリングして統合する
3.リラックスして目的思考で対応する


「弁証法」そのもです。

特に自分と真逆の意見や主張に
対して寛容になる事です。

逆サイドにこそ
お宝が眠っています。

アンチを敵視するのではなく
ロジックで確認した上で
どのように統合(融合)していくかを
冷静に見極めていきます。

自然療法と西洋医学を統合して
統合医療として真の健康を見出す等です。


「義務」だからと言って
急いで判断する事はないです。

一旦判断を保留して
どういう意図や目的が
あるのだろうかと
合理的な考えに変換します。

落ち着いた状態で主体的に責任を持ち
周囲への影響等を考慮していきます。

「義務」を上手く
活用していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとっての
「義務」とは何か
教えてください。

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