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【停滞期は基礎で回避する】

今日は『停滞期は基礎で回避する』
についてお伝えしていきます。

「停滞期」
「プラトー(高原)」現象
と呼ばれています。

学びやスキル磨きをコツコツと
積み重ねているにもかかわらず
成長が停滞している状態です。

※名前の由来は
 縦軸に成績・上達度
 横軸に学習量・練習量をとった
 グラフ「学習曲線」の形が
 高原のように見えるためです。

特に情熱を持って真面目に
取り組んでいる人ほど
実感しやすいでしょう。

しかし、この状態に陥ると
モチベーションも下がって
憂鬱な気分になります。

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「いくら継続しても、全然ダメだ」

「やっぱり才能が無いのかなぁ」

「地道に積み重ねるのはしんどいなぁ」

etc


ネガティブ感情が出て
マイナスワードを
連呼しがちです。

するとそのまま放棄して
基礎練を止めてしまい
進化・向上が無くなります。


ここで注意して
おきたい事があります。

それは「スランプ」との違いです。

「プラトー」は成長の停滞を表し
普段の事は出来ているが
新しい事が出来ない状態で
まだポジティブなイメージです。


「スランプ」とは
出来ていたことが上手く
出来なくなる状態の事です。

能力が出せなくなっている
ネガティブなイメージです。

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例えば
高打率のバッターが
急に打てなくなる。

作家が突然
執筆出来なくなる。

etc


故野村克也監督は
下記のように仰っています。

「スランプと言っていいのは二流だけ」
一流の人は決して「私はスランプだ」
などとは言わない。
「スランプなんです」と
言う選手がいたら
「それはスランプじゃなく、ただの下手くそなんだよ」


注)人によって「スランプ」は
 限られた一流の者にだけ許される言葉で
 二流以下の人間は使ってはいけないと
 捉えている方もおられます。

 野村監督もそのように
 発言している節があります。

 自分の好きなように解釈すれば
 良いのではないかと思います。


また野村監督は
肥前国第9代平戸藩主
松浦清氏の名言も引用して
仰っていました。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し」


勝負は時の運とはいうものの
ひとつだけはっきり
言えることがある。

偶然に勝つことはあっても
偶然に負けることはない。

失敗の裏には必ず
落ち度があるはずなのだ。


的を得た発言です。

言い訳・作話を一切入れず
全て自己責任の覚悟を以って
取り組んでいます。


人生は山あり、谷ありです。
もちろんずっと右肩上がりで
進んでいく訳ではありません。

失意のどん底に落ちた時に
本当の自分が試されます。

外部要因に責任転嫁して
逃げ道を作っている間は
這い上がる事は不可能です。


景気が悪いのは
政府の経済政策の責任だ。

病気に罹って苦しいのは
全部567のせいだ。

会社で気持ちよく働けないのは
上司や同僚の発言・態度が
横柄であるからだ。

子供が言う事を聞かないのは
配偶者(夫・妻)の育て方に
問題があるからだ。

etc


全ての要因を周囲に転嫁し
被害者意識になり切って
悲劇のヒロインを
巧妙に演じています。

自己防衛している時は
自分が傷つかないので
良い気持ちでしょう。

しかし
責任転嫁発信をする事で
後々ブーメラン効果で
全部跳ね返ってきます。


「スランプ」という言葉を
隠れ蓑にする事によって
鍛錬から逃げています。

個人的には
「スランプ」はあっても
それを責任転嫁しない事だと
感じています。

能力が出せなくなるには
何かしらの要因が
あるはずです。

大体は全く行動していないか
やり方が間違っているかの
どちらかです。

原因論に偏り過ぎず
目的論を組み合わせて
乗り越えていきます。

因みにイチローさんは
「スランプ」の対処法は
対処しない事と仰っています。

「スランプの対処法は、対処しないことです。
 辛くてもそのままやってください。」

イチローさんらしいストイックな考え方です。

背景の真意としては

失敗したことを引きずると次の場面で
必要にプレッシャーを感じてしまい
1回1回を新しいものとして
受け入れるようにしている

との事です。

ノーストレスにする事で
斬新な気持ちで挑むように
切り替えていると思われます。


脱線しました。

「プラトー」を上手く回避し
成長していくための
アプローチとして

1.現状を素直に受け止める

  進化・向上の過程であると捉え
  ポジティブなイメージにする。

  RPGゲームのように
  経験値を積み重ねる事で
  レベルアップしていく状態。

2.新しい方法を取り入れる

  場所や時間を変えて工夫する。
  目標設定を見直して変えてみる。
  
  別の視点に立ってみる事で
  見える景色が変わる。

3.一旦止めて離れてみる

  3日間もしくは1週間止めてみる。
  脳を休ませてリフレッシュする。

  気分転換に自然に触れたり
  感性を研ぎ澄ませると
  新しい気付きがある。
  
  
地味で泥臭い事は退屈で
面白くないかもしれません。

何事も良い時悪い時があるので
長期的な視野で焦らない事が
結果を出す最善の秘訣です。

ブラジリアン柔術のように
持久戦に持ち込みましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの
「プラトー」回避術を
お聞かせください。 


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