【カエルには毒ヘビを与える】
今日は『カエルには毒ヘビを与える』
についてお伝えしていきます。
カエルに毒ヘビを与えたら
どうなるでしょうか。
おそらく毒ヘビはカエルを
食い尽くすでしょう。
カエルに毒ヘビを与えると聞けば
「残虐非道で卑劣極まりない」
「何て酷い事を考えるのだ」
「頭がイカれてしまっている」
etc
怒号と罵声を浴びせられそうです。
しかし、動物社会では
人間が思っている以上に
弱肉強食の世界であり
自然の摂理です。
哺乳類脳を備えた動物も居ますが
ほぼ爬虫類脳で生きているので
食うか食われるかの状態です。
一方人間には人間脳があるので
動物より理性が働きます。
ところが今日の世界では
理性を兼ね備えておきながら
自分のエゴを満たしたい為に
やりたい放題しています。
何の為に人間脳が存在しているのか
分からない状態になっています。
もはや動物と変わらない状況ですが
悪い方向に人間脳を使っているので
動物以上に質(タチ)が悪いです。
もし人間がカエルの立場に置き換わり
毒ヘビが目の前に居るとすれば
どうでしょうか。
怯えて立ちすくむと思います。
心の中で
「絶体絶命でどうしようもない」
「毒ヘビに噛まれて飲み込まれてしまう」
「どうすれば逃げられるだろうか」
etc
恐怖と不安が渦巻いています。
まさに
「蛇に睨まれた蛙(蛇に見込まれた蛙)」
です。
蛇に睨まれた蛙(蛇に見込まれた蛙)とは
逃げることも手向かうこともできず、
体がすくんでしまうことのたとえ。
蛇に逢(お)うた蛙。
goo辞書
因みにヘビは人間に対して
恐怖を抱いています。
人間はヘビより大きな存在ゆえに
視界に入ると警戒しています。
※アナコンダや
キングコブラは除外します。
話を戻します。
カエルとヘビは
天敵の関係です。
天敵とは
ある生物に対して寄生者や捕食者となる他の生物。
青虫などに対する寄生蜂(きせいばち)や、
昆虫に対する鳥、カエルに対する蛇など。
goo辞書
カエルにとってヘビは
遭遇したくない存在です。
ここで
「カエル」を「人間」
「毒ヘビ」を「苦手な事」に
置き換えてみます。
仕事や私生活において
頭では理解していても
中々行動に移せない人が
おられます。
行動出来ない人は
「カエル」で
「守り」の状態です。
苦手な事は
「毒ヘビ」で
「攻撃」の状態です。
要するに
守り(受動的)ばかりに入って
攻撃(積極的)をしていません。
例えば
仕事における
上司と部下の関係性で
「上司は何度も連絡して伝えているのに
部下は了解ですと口で言うも全然動かない」
あるいは
私生活における
両親と子供の関係性で
「両親は幾度も部屋の片付けをしなさいと言うも
子供は言う事を聞かずに遊んでしまう」
よく見かける光景です。
もちろん
上司や両親は伝え方を
工夫していく事も必要です。
相手の現実に入って
合わせて調整する事です。
今回そこは一旦脇に置きます。
重要なポイントとして
上司と両親は共に
耳にタコが出来る位
繰り返し伝えています。
「4つの学習タイプ」
「5つの愛の言語」
「5つの興味タイプ」
「6つのモチベーションタイプ」
etc
タイプ別に相手の現実に合わせ
自発的に動くように導いています。
それでも部下や子供は
行動に移せていません。
時間をかけていけば
信念や世界観が変わって
行動していくでしょう。
とは言え現実的に長期的に
時間をかける猶予がありません。
そこで重い腰を上げて
今すぐにでも行動させる
アプローチを取ります。
つまり
「毒ヘビ」を投入します。
「毒をもって毒を制す」荒療法です。
限られた時間で成果を出すには
悠長な事を言ってられません。
「毒ヘビ」の具体事例として
「監視された厳しい環境」
「マンツーマンによる愛の調教」
「すぐに実践出来るアクションプラン」
etc
これらを提示します。
逃げられない環境に追い込み
行動だけする状況を設定します。
いわば
「鬼軍曹(スパルタ)教育」
です。
「鬼軍曹(スパルタ)教育」と聞けば
「今の時代に逆行するやり方で通用しない」
「相手は萎縮してかえって逆効果になる」
「恐怖を与えて支配する事が目的になる」
etc
反論と屁理屈が出るでしょう。
個人的にも
「鬼軍曹(スパルタ)教育」は
導入しようとは思いません。
「鬼軍曹(スパルタ)教育」が
向いている人は
「根っからのドM」
「甘い誘惑があると断ち切れない」
「鞭でお尻を叩かれると動きやすい性格」
どうしても自分の意思で
実践出来ない場合です。
相手が主体的に行動するように
教育者(コーチ&メンター)が
諭して導く事です。
「鬼軍曹(スパルタ)教育」は
あくまで最終手段です。
「鬼軍曹(スパルタ)教育」を
施す相手も見極めます。
「クレクレ君」
「Taker」
「エネルギーヴァンパイア」
上記のように
自分の事ばかり連呼して
相手の事を思いやる氣持ちが
全く無い人は除外します。
理解はしているが
行動への1歩が
踏み出せない人に限定して
対処するようにします。
子供には理解してもらえるよう
伝え方に最新の注意を払って
導く教育を施します。
『テイクは有限、ギブは無限』参照。
究極の理想は
自分自身で進化向上を目指して
「毒ヘビ」を投入する環境を作り
主体的に実践する事です。
尊敬する師匠やメンターの存在は
見落している盲点や改善点&向上点を
フィードバックしてもらう為です。
行動に躊躇して
前進出来ていない人は
「毒ヘビ」を目の前に投入して
発破をかけていきましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
あなたが
「カエル」状態に陥り
「毒ヘビ」を脱却した
エピソードや方法があれば
教えてください。