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空模様     詩

淋しき心を察した様に雨がしとしと
ふる。
灰色のくもったくもり空は私の心の色。
全くもって自然は正直だ。
優しくて正直だ。
母の床ずれの痛みは雨の涙で流れてる。
そしてそんな母の姿をくもり空から
眺めている。
娘は成人を越え、手の届かぬ所へいった。
日々日々遠ざかる。
そして雨の涙がたまって落ちそうだ。
いや何かが私を待ってると信じてる。
月経も終わりに近づき月の女神様は
微笑み涙がダイヤモンドに変わると
ささやいた。
本当?と言って私は素直に喜んだ。

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