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父の兄 詩
父の兄は精子が幼い頃病でダメになっていた。
女性は健全でも精子がダメだと子供が
できず、カラスの子でもいいから我が子が欲しいと言っていた。
年を取っても着る物が若く、旅行は
外国まで行っていた。
母の不満気な言葉に姑のおばあちゃんは子供がいないからじゃないかと叔父をかばい反論した。
そんな母は足るを知らず働いてガッツ
ガッツ稼ぐのであった。
私に期待をかけ、自分を慰める
母は何とも可哀想であった。
子供がいないと気が若く体は病弱でも
弟の父のほうが兄気げに見えた。
子供のいない人は成長ができない。
若さを保ちつつ、それゆえ悲しい物だろう。
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