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【みちらん17】鉄道難所も下り坂ならOKかも ~碓氷峠アプトの道~

群馬県安中市
距離:3km めがね橋~横川駅

乗ったことはない割には名前が知られているアプト式。線路の真ん中に坂道専用の歯車が付いたレールを噛み合わせて急勾配を登っていく仕組みで、碓氷峠では昭和38年までの約70年間使用されました。

アプト式時代の軌道敷は永らく放置されたままでしたが、アプトの道として生まれ変わりました。

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いきなり最大の難所に遭遇
長さ91m高さ31mという国内最大の煉瓦造アーチ橋「碓氷第三橋梁(通称めがね橋)」を下から仰ぎ見る眺めは壮観です。素晴らしいの一言!

ただ高さは建物の8階くらいあって、当然エレベーターはありません。やっとの思いで上がったら橋を渡り、いざスタート。

この方向ならば基本は下り坂。快調な歩みでトンネルをくぐります。トンネル内は夏でもひんやり、誰でも子供の頃一度はやった声を響かせる遊びを思い出します。

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煉瓦造の旧丸山変電所まで来る頃には勾配も緩やかになり、鉄道文化むらに到着です。

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ここには碓氷峠越えの歴史紹介のほか、ED42型電気機関車など峠で活躍した車両が展示されていて、鉄道ファンならずとも楽しく過ごせます。学生時代軽井沢のテニス合宿で利用した急行を押してくれたEF63の重連も健在でした。

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最後に昭和のドライブインの面影を残すおぎのやで、名物「峠の釜めし」を賞味してコンプリートです。

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[星の数] ★(近くを訪れたら歩く価値のあるみち)



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