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図書室

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俳句に関する書籍の紹介だけでなく、事務局長が出逢った書籍の感想などを思いのままに綴る、個人的な図書室です。好みに偏る傾向があります。
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#朝井リョウ

朝井リョウ『正欲』

朝井リョウさんの最新刊は、作家生活10周年記念作品[黒版]として書き下ろされた『正欲』です…

朝井リョウ『スター』

朝井リョウさんの新刊は、作家生活10周年記念作品[白版]の『スター』です。朝日新聞夕刊の…

朝井リョウ『発注いただきました!』

デビュー10周年を迎えた朝井リョウさんの最新刊『発注いただきました!』。 これまでに、企…

朝井リョウ『もういちど生まれる』

朝井リョウさんの『どうしても生きてる』が刊行されると知った時、そのタイトルの感じと、短編…

朝井リョウ『どうしても生きてる』

何らかの生きづらさを抱えている私たちが、それでも生きている理由は……と問われたとしたら……

朝井リョウ『何様』

朝井リョウさんの直木賞受賞作『何者』のアナザーストーリーで構成された短編集『何様』。文庫…

朝井リョウ『ままならないから私とあなた』

常に何らかの驚きを用意してくれている朝井リョウさんの作品が大好物なのですが、『ままならないから私とあなた』を初めて読んだ時の衝撃は最大級のもので、私自身、今一番好きな作家さんだ! と再確認した作品でした。その本が文庫化されるにあたり、一章追加されたとのこと! 興味津々で手に取りました。 「夢を応援し続けてくれる人」と信じていた存在が、悪気もなく(むしろ良かれと思って)皮肉にも夢を打ち砕く存在になってしまうままならなさ。そこに、悪意がないからこそ、理解しあえない人間関係が浮か

乾ルカ『コイコワレ』

朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』、伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』…

薬丸岳『蒼色の大地』

8作家による競作企画「螺旋プロジェクト」の中の一作品。朝井リョウさんの『死にがいを求めて…

伊坂幸太郎『シーソーモンスター』

『小説BOC』1~10号に連載された、8作家による競作企画「螺旋プロジェクト」の中の一作品。…

朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』

朝井リョウさんの新刊は、『小説BOC』1~10号に連載された、8作家による競作企画「螺旋プロ…

チョン・セラン『アンダー、サンダー、テンダー』

『今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手対談』の、朝井リョウさんとチョン・セラ…

『今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手対談』

日韓国交正常化50周年にあたる2015年から3年間にわたって行われたプロジェクト「日韓若手文化…

『あの日、君と Boys』『あの日、君とGirls』『いつか、君へ Boys』『いつか、君へ Girls』

集英社文庫創刊35周年を記念して編集された、どれも上質の短編集。大人ではなく、少年少女を描いているという点も、失われてしまった何かが散りばめられているようで、ひりひりした感情すら懐かしく、また、愛しさを抱かせられます。 元々は、朝井リョウさんの「ひからない蛍」狙いで『いつか、君へ Boys』と『短篇少年』に辿りついたのでしたのですが、読んでみると「少年」たちを描いた作品群がなかなかに個性的で面白く、「少年」という限定された一時期に特化した作品を一気に読めるのも新鮮だったこと