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「地方」VS「都会」九州と東京両方の生活を”何度も”経験した人間がお伝えするリアルなお話

どーも。くまぽん(@Dusthacker)と申します。

突然ですが、「地方」と「都会」どちらで暮らしたいですか。

インターネットを中心としたテクノロジーの普及により、場所を選ばず働くことができるようになった結果、この論争はしばしばSNS上で物議を醸しています。

ただ「地方」派と「都会」派、それぞれの意見はどちらかしか経験したことの無い人から発信されたものが多く、両方のリアルを比較検討するような話はあまり見かけません。

私、九州と東京を行き来し生活すること二往復半。「地方」と「都会」の酸いも甘いも知り尽くしていると自負しております。

※以下略歴()内は住んでいた年数
・高校まで(18年):熊本県
・大学進学(4年):東京都
・就職(3年):長崎県
・転職(4年):東京都
・単身赴任(1年):福岡県
・現在:東京都

そんな私から「地方」と「都会」結局どっちがいいの? を以下の目次にてお伝えさせていただこうと思います。

「地方」もしくは「都会」への移住を検討されている方必見です!

目次
1) 「地方」と「都会」間に物価の差はある?
2) 「地方」の家賃は安い!?が…
3) 「地方」って仕事あるの?給料は?
4) 「地方」VS「都会」私の結論

1) 「地方」と「都会」間に物価の差はある?

結論から申し上げるとほとんどありません。
食費・生活費ほとんど変えずに生活することが可能です。

言い換えれば「都会」から移住したところで食費や生活費が下がることはほぼ無く逆も然りです

結局、イオンや西友など大型チェーンにて買い物することに変わりありません。何故なら一番価格が安いから。都会と同じ金額です。規模の経済の勝利です。

むしろ地域に根差したスーパーは競合他社がおらず強気な価格設定をしていたりします。事実大型チェーンに淘汰され、潰れていくスーパーは後を絶ちません。

地元の特産品をお求めやすい価格で購入できるという点で、地方に軍配があがりますが、イオンや西友で並の食材を購入するよりは高くなります。

外食についても同様で「ちょっといいもの」を食べる時に「都会」より安いだけで、チェーン店にて食べようものなら同じ金額です。

裏を返せば「都会」にて少し贅沢な食事をしようものなら「地方」よりお金がかかることは避けられません。ただお店の数は圧倒的に多い為「地方」より高額な分選択肢は多いです。

こだわりの食材でワンランク上の料理を毎日食べることが目的でない限り地方の物価メリットは享受できないと思います。

2) 「地方」の家賃は安い!?が…

「地方」の家賃や不動産の価格は「都会」と比べると格段に安いです。
同じ広さ・設備でも2倍以上価格に差が出ることがあります。

ただし、家賃や不動産の価格だけを見ているだけでは思わぬ固定費に悩まされかねません。

それは車の維持費です。「都会」では車を持たずとも生活できる公共の交通機関が整っていますが、「地方」で暮らすには基本的に必須です。

車を既にお持ちの方は想像できるかと思いますが、ローンや任意保険,駐車場の金額を含めると月4万円ほどかかります。車検の年となると更に5万円程度追加費用が発生します。

私は東京の大学から長崎の企業に就職したのですが、車が無い生活に耐えられず、薄給の中ローンを組んで泣く泣く車を所有していました。

逆を言えば車の固定費に縛られることなく「都会」では生活が可能です。

老後地方に移住して余生を送りたいという願望を口にされる方がいますが、通院等の移動手段として車が必須です。しかも年齢を重ね免許を返上することを考慮すると公共の交通手段が無い中、生活することは困難を極めます。

今後、車の自動運転の実現やリモートでの医療サービスの普及によって状況は変わるかもしれませんが、現状「都会」で余生を過ごす方が生活し易いのが事実です。

ただ、車の維持費を加えたとしても「地方」の家賃や不動産の価格は「都会」と比べると安いです。ここについては揺るぎ無い「地方」のメリットに変わり無いと思います。

3) 「地方」って仕事あるの?給料は?

インバウンド需要が見込める県は仕事が増えています。ただしサラリーマンとしての給料は地方価格に留まる為都会よりも安いです。

インバウンドとは「訪日外国人旅行」のことで、昨今の訪日外国人の増加に伴い需要が急速に高まっていることは周知の事実です。

特に福岡を中心とした九州の各都市は台湾や韓国,中国との距離も近くインバウンド需要の恩恵を受けています。

ホテルや飲食店を中心とした観光産業については引き続き盛り上がりを見せることでしょう。

事実直近1年近く福岡に住んでいた際は、東京の繁華街以上に外国人観光客が散見され、外国人向けのお店もいくつか出来ていました。

ただ、サラリーマンとして企業に所属する限りは「都会」よりも給料は安いです。

非常にリアルなお話をすると長崎の会社に新卒で入社した私の初任給は額面17万程度でした(この額で車の維持費はキツい…泣)。

「都会」で大企業に入社された方からすると非常に安いと思われますが、この額でも地方では高い部類です。

初任給ではそこまで差が大きくないのですが、数年経つとその差がどんどん広がっていきます。下手すれば同じ30歳でも200万以上差が開いてしまうことも珍しくありません。

しかし、2) にて説明させていただいた通り「地方」の家賃や不動産の価格は「都会」と比べて圧倒的に安いです。この点を考慮に入れれば相殺することも可能です。

単純化すると、

「都会」から「地方」への移住を検討
・給与の減少額 < 家賃の減少額 - 車の維持費

「地方」から「都会」への移住を検討
・給与の上昇額 > 家賃の上昇額 - 車の維持費

となれば費用面おいては問題無いと言えるでしょう。

4) 「地方」VS「都会」私の結論

私は現在サラリーマンとして会社から給与を支払ってもらう以外に収入を得る術がありません。

それ故にサラリーマンとして自分が成長できる機会を得やすい、もらえる給与が高いという理由で今は「都会」を選択しています。

もちろん前述の通り家賃や不動産の価格は「地方」より高いですし、給与を少し下げて「地方」へ移住したところで同程度の生活水準は保てるでしょう。

しかし、自分の年収の最大値を上げる、更にその過程で社会的評価を得やすい役職や肩書を得ることは、自身の価値を高める事に繋がります。そしてそのチャンスは「地方」より「都会」に多いと考えています

収入が上がれば欲しい物を不自由なく手に入れられますし、評価されやすい役職や肩書を持てば働く会社を選ぶ事だってできます。自身の価値を高めることで、どんどん自由になれます。

最終的に時間や場所に左右されずに働く自由を手にする事ができれば、「地方」VS「都会」といった対立軸の中でも自由に生きていけると思う訳です。

更に複業も自由を得る手段の一つです

サラリーマンとしての収入を得ながら、時間や場所にに左右されないお金の稼ぎ方を学べます。

時間や場所に左右されずにお金が稼ぐ事ができれば、例え「地方」へ移住し、サラリーマンとしての給与が下がったとしても、複業がマイナス分を補ってくれるでしょう。

自身の価値を高め、複業を賢く利用しながら自由を獲得し、その時々で最適な場所で生活する。その過程として、今は「都会」で暮らしている訳です。

ぶっちゃけると、何度も「地方」と「都会」で生活を経験した結果、それぞれのメリット・デメリットに振り回されてしまい、不自由だと感じてしまったんですね(笑)

ただ、最終的には温泉が近くにある空気の澄んだ場所で静かに暮らしたいな…

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