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ローマの日々 [Daily Romans]

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ローマ人への手紙を日々少しずつ、ゆっくり味わい、瞑想する旅をします。
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#人間関係

18.義人は信仰によって生きる 1:17

18.義人は信仰によって生きる 1:17

すべての信者に与えられた救いとは、単に天国への切符ではなく、神は地上でも福音を信じた一人ひとりと共にいてくださることでした。

神に伴われるにふさわしいのは誰なのか。もちろん「聖徒」です。

聖なる神が罪人と共にいることは不可能です。だからこそ、神ご自身が、ユダヤ人もギリシア人も含めたすべての人の身代金として、御子イエス・キリストをお与えになったのです。

罪人は、神の義に導かれて、信仰から出発し

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17.ローマ・1:15-16 福音は神の力

17.ローマ・1:15-16 福音は神の力

パウロがこの手紙を書いたのは、主イエスを信じていない人々に対してだったでしょうか? 神が愛し、聖徒として召された人たちに、でした。

その人々には、福音を伝える必要があったのでしょうか。

パウロが彼らに会いたかった目的は、彼らを強め、彼らの中に実を得ることだった、とありました。この手紙の目的も、彼らが神に救われた者として、神の力の中で本当に生きることができるようにするためです。

彼らは何をもっ

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16.ローマ1:14−15 私は負い目がある

16.ローマ1:14−15 私は負い目がある

債務者の義務とは何でしょうか?

律法の教えでは、債務者は完済するまで債権者の奴隷です。パウロも同様で、まず自分が神によって贖われ、神に買い取られた「奴隷」であることを認識していました。

そして、パウロは、自分自身がすべての人の「奴隷」であることも自覚しました。だから、「負い目=負債」があると言ったのです。

パウロは、自分の奉仕、つまり福音を伝えることで「借りを返す」ことを義務として強く感じて

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