マガジンのカバー画像

ローマの日々 [Daily Romans]

40
ローマ人への手紙を日々少しずつ、ゆっくり味わい、瞑想する旅をします。
運営しているクリエイター

2024年5月の記事一覧

33.ローマ2:12-13 神との関係回復?

33.ローマ2:12-13 神との関係回復?

パウロはここで、律法を持たないギリシア人と、律法を持つユダヤ人の両者のことを話しています。

律法を持っている人は、神の前で義とされるのでしょうか?いいえ。神の前に義とされるのは、律法を聞いた人ではなく、それを実行している人です。

ユダヤ人は律法を持っているということで、長い間、異邦人に対して誇っていましたが、ユダヤ人であっても律法を実践せず、律法に従って神との関係を改善することはできませんで

もっとみる
29.ローマ2:3−4 神のいつくしみ深さが悔い改めに導く

29.ローマ2:3−4 神のいつくしみ深さが悔い改めに導く

私たちは、自分の非を認めるよりも、他人の非を見つけるほうが得意です。

それに「怒り」の教育を受けて育ってきているので、悔い改めることなく「怒り」を避け、逃れることに慣れっこになってもいます。叱った人と自分、いったいどちらが悪いのでしょうか。

怒り、さばきの中で生きることに慣れすぎて、神が慈しみ、忍耐、寛容に富んでおられることが信じられなくなるのかもしれません。

神は、人が自分にふさわしくな

もっとみる
28.ローマ2:2 神のさばきと刑罰を意識して

28.ローマ2:2 神のさばきと刑罰を意識して

互いにさばき合っている人間の上には、もちろん神のさばきがあります。"私たちは知っている "とパウロが言う通りです。では、互いに裁き合う者たちは、神が天から自分たちを見下ろしてさばいていることを知っているのでしょうか。

たとえ口では神を認めていても、無意識にさばき合うことが習慣になされているのであれば、上から裁き、非難できる全能の神である神を認めていないことは明らかなのです。

パウロはローマの聖

もっとみる