清水寺から飛び降りるつもりで観てみた映画『夜明けのすべて』。
『夜明けのすべて』。元パニック障害者として清水寺から飛び降りるつもりで映画を観てみた。
「清水寺?何を大げさに…」と思われるかもしれないが、その一般に「大袈裟」と思われる部分をどう描くかで映画の方向性は変わってくる。予想どおり、これはファンタジーになっていた。PMSに関しては(こちらが知らないからかもしれないが)過剰と思えるまでに、感情の暴発や抑えられない理性が描かれているのに対して、パニック障害に関しては、そのほとんどが言葉での症状説明。その苦しさが伝わってこない。「電車