【リスクマネジメント】攻めるか、守るか。

チームとしての形が大切。
ミスに対してどうアプローチするか。
チームができてきたら、ここを考えていかないと前進していかない。


■ミスをどう考えるか

チームで仕事していると、伝達ミスや発注ミスなど「ミス」がつきものです。

ミスを100%無くすことは不可能。大事なのは「影響を最小限に留める」ことであり、いわゆるヒヤリハットの段階で食い止めることが肝心です。

その積み重ねがあって「ここはこうしよう」など、チームとしての工夫が生まれてくるのです。

これはあくまで「自分たちのチーム由来」の問題であって、外部からの影響を加味していません。

というとなんだか難しいように聞こえますが、、、簡単にいうと「ミスという敵が攻めてくるのをどうするか?」ということに主眼を置かなければいけないということです。

■前で処理するか、後ろで処理するか

ミスというのは、2つの形態を持っています

・姿を隠した状態
・姿を現した状態

一般的にミスというのは「姿を現した状態」で発覚するものです。「姿を隠した状態」では気づくことすらできません。

良く言われるのは、出来るチームは「姿を隠した状態」のミスに対して対応して、ミスを未然に防いでいくということです。確かにミスが表面化する前に対処してしまえば、なかったことにできますからね。自分たちからミスに対してアプローチしていくのは「アクション型」のチームといえます。

そして出来ないチームというのは「姿を現した状態」で初めて対処する。これは「リアクション型」になります。


■リアクション型チームは本当に「出来ない」のか?

一般的にリスクは早期に対処するのが、リスクマネジメントの観点から言えば正解にはなります。

でも正解は、チーム状態やメンバー構成によって、変わってくるのも事実。

リアクション型チーム(僕はカウンター型と呼んでいますが)になってしまう原因は、リスクやミスに対して消極的な姿勢があるからです。しかしです。どんなミスも華麗に処理してしまう人がチームにいたら?

話は変わってきますよね。前のめりになってミスやリスクを怖がらなくて、チームの最後尾に「どん!!」と構えてくれている存在があれば、リアクション型のチームは成り立つんです。

この条件を満たすには、その最後尾の人間が

・人格的
・人脈的
・スキル的

この3つの条件をパーフェクトに満たしていることが前提になります。つまり、現実的ではないんですね。

ただしこのように、何でもかんでも前のめり(アクション型)になってしまって、リアクション型を悪としてしまうのは、脳停止の思考かと思います。


■アクション型のチームを作る方法

リスクやミスに対して、早期発見して早期対応をしないといけないので、メンバー全員の共通理解が大切になります。

ちょっとした綻びをよしとしない風土が必要であり、外部からのリスクやプレッシャーに対しては、個々ではなく、しっかりと「組織」で対応する。

やりがちなのが、個々の判断に任せがちになること。一概に悪いわけではないですし、これはこれでスピード感を持って対応できますが、再現性がない上に、1vs1(リスクvs対応する人)で負けてしまうと、一気にチームのバランスを欠きます。

なので、そういう時はユニット(複数人)による対応をする。上司を経由する。チームの核になっている人を巻き込む。必ず数的優位に持っていきます。

「そんなことしている余裕はない!」と思われがちですが、それはミスが発生することの方がトータルで見て仕事が増えることに、見て見ぬふりをしているだけ。いい意味ではリアリストかもしれませんが、実は合理的になれていないんです。

アクション型のチームを作るには、時間がかかります。マニュアルだけでは対応できない事案がたくさん出てきます。そのような時に、チームのやり方を理解するだけの時間が必要になります。

ですがそのスタイルが完成した時、個々のメンバーの仕事とプレッシャーは格段に楽になり、チームとしてのクオリティも格段に高まります。

ということで、今日はチームのスタイルのお話でした。




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