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自分よりチームを大事にする理由と意識していること
こんばんわ、だぴてぃ先生です。
先日、こんな質問を受けました。
「だぴてぃ先生さんは仕事をするうえで、自分の評価と部署の評価、どちらが大切ですか?」
・・・
うーん、って感じです😌
というのも考えたこともなかった質問だったので。答えはもちろんですが「部署の評価でしょ」って答えました。
自分の評価がどうでもいいってことではありません。これにはちゃんと理由があります。
今日はそのへんを深堀りしていきます😌
なんで部署が大切なの?
もし自分がフリーランスや個人で働いている場合は「自分の評価が大切」と答えます。
でも、ぼくは病院の中で、臨床検査技師でとして働く身。
ならばやることはひとつ。
【患者さんの命に直結する仕事をまっとうする】ことです。
これを実現させるためにはチームとして行動し結果をださないといけません。医療で個人技は通用しません。
まずこれが前提条件です。
部署として評価が大事な理由
個人でも評価されたい!
そう考えるのが人間の性かもしれません。たしかにそうなんですが、チームの一員として働いている以上は、チームとして結果を残さないといけません。
これはもうシンプルなことだと思います。
よく勘違いする例としては、学会発表などで個人の実績をあげていくことが評価につながるということ。これは確かにすごいことです。でもその裏には、協力していくれているチームのみんな、リーダー、マネージャーの存在があるはずです。これを意識していない人は正直見ていて痛い感じがします。
ぼくのチームにもこういった面で個人での結果を残しているメンバーはいます。でも嫉妬とか妬みとか、そういった感情はありません。
あくまでぼくたちの仕事は【患者さんの命を救う】こと❗
そして評価はあくまでチームが受けるもの。
個人の評価はチームに貢献していればいくらでもついてきます😌
そのために意識していることは?
チームといっても全員がおなじ方向に向いて仕事しているわけではありません。
医療従事者は最終的には患者さんの命と向き合うことが絶対的なゴールだと思っています。でもそこは現実問題、みんなちょっとずつ違っているのが実情です。
そんなメンバーを抱えてどうやって結果を出していくのか?
リーダー論の基本的な部分になりますが、ぼくなりに意識している点を書いていきます。
🔵メンバーは個性的🔵
どんなチームでも個性はありますし、メンバーも個性があります。
それぞれの性格や思考を把握するために、常にメンバーの様子を観察しています。
朝の挨拶や、歩き方、声色、表情。ちょっとしたこと仕草も。
調子が悪いと思ったら近くに行ってコミュニケーションをとることも意識しています。
この観察結果が毎回あたるというものではないですが、個人によって対応やコミュニケーション方法を変える努力が必要かと思います。
🔵個々の理解を深める🔵
もちろんメンバーのためでもありますが、最優先すべきはチームとして最大限の結果を残すこと。ぼくの仕事でいえば【1%でもいい状態の検査結果を出す】こと。
つまりチームの目標である【患者さんの命に直結する仕事をまっとうする】ことから逆算した結果でもあります。
チームとして機能して、最大限の結果を残すためにはちょっとした歪みも生まれてはいけない。だからこそメンバー個々を理解していくことが大事だと思っています。
🔵リーダーシップに正解はない🔵
どんなチーム形態でも正解はないと思います。
メンバーがひとりでも違えば、取るべきリーダーシップの形は変わってきます。
若い頃からスポーツクラブのキャプテンや、イベントのリーダーをしてきたので、チームとして結果を残す環境には恵まれてきました。そこで得た学びは【どうやってメンバーを融合させるか】です。
チームの規模や年齢構成、スキル構成なども重要ですが、まずはチームを機能させることをどれだけ優先できるか。
そのためなら嫌われ役を買うこともあります。厳しく接することもあります。
一貫して同じ態度を取り続けるのはカッコイイですが、それって結構楽だったりします。言葉は悪いですが【リーダーシップの自己満足】なんですよね。
要は「リーダーシップとってる自分、カッコイイ❗」ってマインドなのかなと。
これではチームとして機能することもないですし、最終的に個人が評価されることもありません。万が一評価されたとしても、そんなものは形だけの評価でなんの価値もありません。
🔵どれだけ客観的になれるか🔵
リーダーシップを取る上で一番気をつけたいのが客観視です。
ひいきなんてもってのほか。リーダーには向いていないので即辞めましょう。自分がケガをします。
でも、ひいきと優先は違います。チームのために優先すべきことはあります。スキルを優先するのか、安定感を優先するのか。
客観視するのはこういったチームに必要なピースを見抜くことも大切ですが、もっと大事なことは自分のメンタルです。
たとえば寝不足ひとつとっても判断力が格段に違ってきます。
この状態で判断を行うことはなるべく避けたいですが、どうしても判断しなければいけない場面はあります。
そこで「自分はいま寝不足だ。冷静な判断ができない可能性がある。だから周りの意見も聞いてみよう」という風に、自分の置かれた状況を客観視して、メンタル面も考慮しておくことで、偏った判断を防ぐことができます。
ぼくなりのコツとしては【自分も含めたチームを一歩引いた視点で見てみる】こと。
すぐに身につくスキルではありませんが、チームを観察しまくることで養えるものだと思います。
🔵チームの利益を優先しない🔵
チームとしての結果は大切ですが、利益は優先しません。
これをやってしまうと確実に歯止めが掛からないようになっていきます。
会社でいうと、自分の部署だけ良い機材やいい環境を提供してもらうっていうのが典型的かと。
気持ちとしてはわかります。
しかしそれってチームの目標にコミットしていますか?
チームの利益を取ってはいけないということではありません。取りすぎるのがよくないんです。
利益を取らないと【リーダーは何も自分たちにしてくれない】という不満を抱えるメンバーも出てきます。でも優先しすぎると起こる弊害を説明し、なぜこういう判断をしているかをメンバーと共有できればベストです。
🔵外部からの批判から守る🔵
論理的な批判はチーム運営に利用します。でも、感情的な批判は完全無視します。そしてそれがチームメンバーに降り注ぐことはブロックするのがリーダーの仕事だと思います。
完璧に守れるわけではありませんが、メンバーが表舞台にでて戦うことは効果的ではないですし、無力どころか、チームにさらなる害をもたらす可能性が大きいです。
外部とのコミュニケーションがとれる人なら話は違ってくることもありますが、基本的にはリーダーが自ら関係性をマネジメントしていく必要があります。
🔵本心を伝える🔵
ウソついても仕方ないので、できるだけ本心を伝えるようしています。
メンバーとは信頼関係が大事です。メンバーごとにコミュニケーションのとり方や伝え方は配慮しますが、自分の考えは常に共有することを意識します。
メンバーからみても「何考えているかわからないリーダー」より「考えて行動しているリーダー」の方が信頼度がありますよね。
距離感が近くてもダメ、遠くてもダメ。
この辺の塩梅はとてもむずかしいですし、正解がないので毎日葛藤しながら関係構築を心がけています。
正解がないからこそ楽しい
こういったことを言うと
「なにそれ、超大変じゃん」
「出来る気がしない」
「100%できるわけないよね」
など言われることが多いです。
こういったことは【できるからやる、できないからやらない】ではないんですね。こういうマインドならリーダーやマネージャーは向きません。プレイヤーとして活躍する道を選ぶべきです。(決して否定的なものではありませんよ!)
ぼくはわりとこういうマネジメントというか、働き方が好きな方なので合ってると思っています。
今日はここまでにしますが、考えは常にアップデートされるものなので日々進化することを心がけています。変化があればTwitterで発信しているので、ぜひ気になった方はフォローしてみてください。
ではまた明日の更新でお会いしましょう😌
だぴてぃ先生でした🌈
Twitter→だぴてぃ@臨床検査技師x管理職ブロガー
🌟マネジメントを考えるサークルを運営しています🌟
現在、医療にかかわる人すべてを対象としたサークル【えむてぃ】を運営しています。
まだ少数ですが、これからメンバーをどんどん増やして、いろんな分野の考え方を医療現場でどう使えるか、どんなふうにしていったらいいかを一緒に考えていければと思っています。
1日うまい棒一本分のお値段で、そのへんのビジネス書10冊以上の情報を発信しているので、メリットしかないと思います😌
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だぴてぃ@臨床検査技師x管理職ブロガー
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