【翻訳】詩人グレース・ヒバード その14 ~ミモザの木の下で~
ミモザの木の下で
Under a Mimosa Tree
露のしずくたちが風に揺れる草に残り、
陽光に照らされる蜻蛉がすばやく舞うと、
唸る風に吹かれる〈イトスギ〉の木が黒ずんだ大枝を上げる――
雲一つない青を湛える空へと。
ハチドリが黄金の杯から蜜を吸い、
生け垣に隠れて鳥が歌ると、
花に囲まれて舞う蝶が教えてくれる――
我が魂にも羽があると。
今回、紹介いたしましたのは、グレース・ヒバード(1835-1911)というアメリカの女性詩人が1893年の詩集Wild Poppiesに収めた作品です。原文は、こちらのInternet Archiveのリンクからご確認可能です。
なお、詩人の経歴につきましては、以下の記事にてまとめております。
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