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【翻訳】詩人ローレンス・ホープ その40

冠水した稲
The Rice was under Water

〈稲〉は水に浸かり、土地は雨に蹂躙じゅうりんされ
夜という夜が寂寥と化し、一日が苦とともに始まった
飢饉、熱病、惨くもあふれた小川にも屈せず
この私をお慰めになるクリシュナだけは生き延びた!――夢のなかで

〈川岸の火葬場ガート」〉から煙が上がり、宝石が溶け、
〈寺院〉は打ち捨てられた――町から人が失せたゆえに
奇妙と一瞬思われるかもしれぬが、私は歓喜していた
愛してくださるクリシュナと幾夜を過ごしたのだから!――夢のなかで



今回、アップしましたのは、詩人ローレンス・ホープの詩集であるLast Poems(1905年)所収の作品です。原文はこちらのWikisourceのリンクより確認可能です。

この女性詩人の歩んだキャリアにつきましては、以下の記事にてまとめております。よろしければ、こちらの記事もぜひご一読ください。


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