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【翻訳】詩人グレース・ヒバード その6 ~ポンペイにて~

ポンペイにて
At Pompeii

雲なき蒼穹のもとで、
 束縛されぬ西風ゼフュロスに吹かれて、
生を、この生を神に感謝し、
 我は立つ、死せるポンペイに。

鳥の啼かぬ静寂は、
 蜜蜂を呼び起こすことは露もないが、
生を、この生を神に感謝し、
 我は立つ、死せるポンペイに。



このたび、上掲したのは、グレース・ヒバード(1835-1911)というアメリカの女性詩人が1902年の詩集California Violetsに収録した作品です。原文は、こちらのInternet Archiveのリンクから確認可能です。

作者のグレース・ヒバードの経歴に関しては、次の記事にてまとめております。よろしくお願い申し上げます。


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