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オイシイ土地が見つかるチャンスはこれからやってくる

土地探しをされている方の多くは、「気に入った土地が見つからない」と嘆いています。

それはそのはずで、冷静に考えると、日本という狭い国土の中でお気に入りの土地を探すとなれば、なかなか見つからないのは当たり前の話なんです。

それをすっ飛ばして、スーパーで野菜を探すかの様に、不動産屋さんにいけば、簡単に土地が見つかると思っておられる方が非常に多いのが現実です。

ところが、そんな人達にもこの先にはチャンスが訪れるかもしれません。

なぜなら、2033年には空き家が2000万戸を突破して、空家率が30.4%となり、住宅の3件に1軒は空き家という状況が予測されているからです。

これに対しては、国や自治体が最も頭を悩ませている問題の一つなんですよね。

そこで2015年に「空き家対策特別措置法」という法律を作って、社会問題となっている空き家に対して、行政が介入できる様になったのです。

空き家を放置する事で、犯罪や事件、異臭などの生活環境の弊害が起きたり、 経済面でもデメリットが多い事から対策が打たれました。

これで安心かと思いきや、なかなかそう簡単には行きません。

家の所有者が処分をしたくとも売却や賃借がまなならない上、潰すにしても費用がかかってしまうと言う現状があるからなんです。

関連記事:空き家対策特別措置法からの相続土地国庫帰属法

固定資産税を上げると言う罰則

空き家の持ち主があまりにものらりくらりとするので、話が前に進まない事から、放置し続ける空き家については行政が指導や勧告を行います。

それと同時に行われるのが「固定資産税の住宅用地の特例を外す」と言う対応で、この特例が外された場合、固定資産税が3~4倍に跳ね上がると言う仕組みです。

そんなんたまったもんじゃ無い!

そんな要らない土地なんか国に返そうじゃないか。と思われたかもしれません。

2023年4月から「相続土地国庫帰属法」のが施行されるのですが、これは、相続または相続人に対する遺贈によって土地を習得したものが、法務大臣に対して、その土地の所有権を国に返還させる事についての認証を求める事ができる制度なので、なかなかそう簡単には行かない様になっているのです。

空き家が多くなるそもそもの原因は?

  • 大きな原因は、高齢化社会における、団塊世代の相続が進んで、空き家が急激に増加している。

  • 核家族化によって実家を住み継ぐ事が減り、空き家所有者が、管理や活用について問題を抱えている

と言う以上の2点が原因と考えられています。

と言う事は、家の所有者が誰であるのかを突き止めれば良いのでは?

と言う考えに行き着くのですが、不動産(土地・建物)を所有していた方が亡くなっても、相続登記されないケースが多く存在し、「所有者不明土地問題」として社会問題になっているのです。

今まではこの相続登記は「当事者の任意」とされていて、その事が原因で、先代や先々代の名義のままで放置されている土地や建物が増え、所有者不明の土地問題や空き家問題につながり、災害復興や都市開発の支障となって問題となっていたのです。

(今まで放置していた国や行政にも問題があると思うのですが。。。)

この様な事から、土地や建物の今の所有者が誰なのか、権利と責任が誰にあるのかをはっきりとさせる為に、2024年4月1日から相続登記が義務化されるのです。 相続から3年以内に登記をしないと罰則【10万円以下の過料】が科せられることになります。

関連記事:訳あり物件の資産整理を最短7日でスマート買取

土地を見つける確率が上がる

2015年に「空き家対策特別措置法」ができて、2023年4月から「相続土地国庫帰属法」が始まり、2024年4月1日から「相続登記が義務化」され罰金まで発生するとなれば、専門業者に買い取ってもらう方が手っ取り早く解決すると考える所有者さんが増えていくと考えられます。

そうなってくると、掘り出し物の土地が見つかる確率が今以上に上がってくると予測できますよね?

それをふまえると、今から土地購入に対してのイメージを固めておく事が大切だと思うのです。

なぜなら、良い土地はパッと現れてスッと売れていくからです。

狙い目の土地は「未接道」

特に狙い目は、近隣に道がありながらも接続されていない土地、いわゆる「未接道」と言われる案件で、道路を少し作る事でその土地が生きてくると言う土地です。

道を作る事でその土地が生きてくるとなれば、隣接する住民に立退をお願いして、道を作る為に土地を譲ってもらう場合もあるでしょう。

現に私が今回見つけた土地は、そういった場所でした。

土地を売ったと言う情報だけを入手したものの、どこの業者が買い取って販売するのかを探していたら、偶然にも出会う事ができて、話がトントン拍子に進んでいったのです。

その不動産屋さんと出会った時点では、その土地の街の構想を練っている段階で、区画図面だけがある状態でした。

図面を見せられた時点で即決でしたね。 なぜなら長年情報収集してチャンスを狙っていたからです。

そこから、道を作る為に近隣住民との交渉が始まり、てこずりながらも交渉成立し、数件立ち始めているのです。

この様にして、私の経験からも言える事ですが、法律という確固たる権限から逃れる事ができないと言う環境から考えると、この先には掘り出し物の土地が出て来るのではないだろうかと考えるのです。

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