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開店準備の状況整理をしたら…わお!それでも世界は IT’S ALL RIGHT【古本屋開店日記01】

2023年5月の開店 を予定している DUAL BOOKs。開店ざっくり2か月前にnoteを始めるという暴挙 をご了承いただいた上、どうぞお付き合い願います。

さて、『古本開店日記』の第1回。なにを記録すべきでしょうか。それほど難しい問いではないでしょう。記録すべきことは「あるがまま」。あるがままを記録すればよい のです。2回言いましたね。大事なことなので入れ替えて2回言いました。

あるがままとは、店主においては「状況を整理すること」に他なりません。そんなわけで、五月雨式で状況を整理してみましょう。一応付言しておきますが、無駄に長くなります。たぶん。


状況整理01:水回り

元々ハーフビルドというのはおこがましい、5%ビルドぐらいで大工さんと一緒に建てた店舗棟。今では店主も DIY スキルを上げ、なんとか 50% ビルド、ハーフビルドになったのかな。それはさておき、DIY で開店までにやるべきこと は・・・

  • トイレ便器の設置と給排水配管工事(これは設備屋さん)

  • トイレ前室手洗いカウンターの製作(木工事とタイル貼り)

  • トイレ前室の壁仕上げ(漆喰塗り)

  • キッチンシンクカウンターの製作(木工事とキッチンパネル貼り)

  • キッチンシンクの給排水配管工事(これは設備屋さん)

  • ガスの瞬間湯沸かし器設置環境づくり(木工事)

水回りのクッションフロアー貼りは妻に全面的にお任せ(ほぼ完)

以上、設備屋さんに来ていただく 3月28日(火)まで に。・・・・って、えーーーーーーー今は 3月19日。わお!

状況整理02:店舗1F片付け

海の眺めを大切にしている DUAL BOOKs は店舗のメインが  2F になる。お店のメイン玄関も、店主の居場所も珈琲やお酒を出す場所も、そしてありがたくお会計をいただく場所も全部2F。そんなわけで、内装工事が 2F ばかり進んでいて、1F は在庫&備品部屋、いや、部屋というか倉庫状態になっているのが現状なのです。
それはそれでしばらく使い勝手がいいじゃないか!と思いきや、ここに給排水工事が入るのです・・・2F にキッチンやトイレがつくので、1F で配管作業が生じるのは、これ当たり前のことでして・・・となると必要なのは「給排水工事のための片付け」です。
はい、設備屋さんに来ていただく 3月28日(火)まで にですね。がんばりましょう。ちなみに今 3月19日。わお!

状況整理03:本棚

本屋が一番かっこよく作れるのはそりゃ本棚でしょ。
なんてことはまるでないのですが、やっぱりどうして気合が入るもの。それをあと・・・どうだろ・・・・なんとなく 5,000冊分 ぐらいかな。不定形な配置になるのでなんともですが、そんなボリューム感。これはもうイメージできておりますが、サンダーかけて、材料によっては塗装して、場所によっては棚柱(本棚の高さを変えられる穴がいっぱいあいてるアレ)も埋め込んで・・・てなことをやっていると結構なお時間が必要。

本棚にはできるだけ古材(古い家で使っていたもの)を活用


以上、目標は 4月中旬 ぐらいでしょうか。ちなみに今 3月19日。わお!

状況整理04:その他内装全般

これはもうまわりくどい説明抜きに箇条書きで参ります。

  • 漆喰塗装(現在60%ぐらいかな)

  • 玄関ドア仕上げ(大工さんと協働製作した魔法のドア。取手や押縁などあと一押し)

  • 梁や柱の塗装

  • トイレドアの手すり製作&設置

  • 店主を専有できるハイカウンターの足回り(足のっけられるように)

  • 海を眺めるカウンターのボサボサの処理(金継ぎ職人に相談中!)

  • スポットライト以外の照明の決定

  • 音響機器の設置(スピーカーなど)

  • まちがいなく and more…

お店の入口に必要なもの。それは魔法です。

以上、こまかい順番はさておき 5月頭 ぐらいでしょうか。ちなみに今 3月19日。わお!

状況整理05:お店アプローチ

DUAL BOOKs は個人古本屋としては(たぶん)珍しい、車椅子の方々も楽しめるように考えています。ので、店舗には、10%前後のゆるやかな傾斜のスロープを通って入ることになります。それがメインのアプローチであり正統な入口になるのです。
さて、このスロープ、まだ手すりが中途半端でして・・・今のままだと、小さいお子さんなんかは、とっても簡単に落ちることができます。でも大丈夫。ちゃんとなんとかするから。

このときよりは改善しているがまだまだ・・・

以上、これはオープンぎりぎりでいいや。5月中旬 かな。ちなみに今 3月19日。わお!

状況整理06:駐車場

北海道の小樽、その中でもまちはずれの場所でやるということは、欠かせないのが駐車場でございます。敷地の広さに余裕があっても、敷地全体の活用を考えると駐車場に使えるスペースも動線もかなり限られてくるのが現実。
さておき、春香山の土壌は陶芸家が移り住むほど素敵な粘土質なのですが、それはつまり駐車スペースには向いていない、ということです。枯れた笹を敷き詰める、巻き割りで大量に出てくる木の皮を細かくしてウッドチップ風に敷き詰める、などいろいろ考えましたが、長い目で考えて・・・・砂利入れます。4トントラックで10~15杯分ぐらいかな・・・・手で広げるつもりだけど・・・・やばいねw

はじめて砂利を買いにいったドキドキは私だけのもの

以上、これは疲れる作業だから、余裕をもって 4月末 には終わらせたい。ちなみに今 3月19日。わお!

状況整理07:植樹

敷地は広いが購入前にすっかり切り倒されて、木がなんにもない我が家。土地のアクセント、視線のアクセント、関係のアクセント・・・理由はなんでもいいですが、大事です、木は。植えましょう。ある程度の大きさのものを1本だけ購入します。シンボルツリーです。これは業者さんにお任せしましょう。ただ、それ以外の彩をもたらしてくれる名脇役たちは、近隣の山から苗をいただいてきましょう(違法でない範囲=知人の敷地内から)。

お店2Fテラスからの景色。草原・・・木が欲しい!

以上、これはどうしたって 5月 になるだろな・・・ちなみに今 3月19日。わお!

整理▶絶望▶▶IT'S ALL RIGHT

はい、こんな感じです・・・・。爽やかにいきましょう、こんな感じで、わたしたち、やばいでっす!!
しかもですね、こんな感じのくせにですね、まだ、「本の仕入れや値付け」のことや「ロゴやチラシ」のこと、そして「開店イベント」といったソフト面のこと、なーんにも書いてません。ただ目の前の肉体による労働を連ねただけです。しかも絶対に漏れあります。すごいですよね。開店準備ってすごいです。私はお店をもつことを決意した8年ぐらい前からずーーーっと思っていましたが、飲食店をはじめてあらゆる店舗をお持ちの方、心から尊敬 します。

そして、これほど思想も試行も嗜好もない文章ははじめてかきました。こんな無味乾燥なこと書き連ねるなら、はやく作業せいって声もありそうです。
でも大丈夫。

書くことは時に、動くことより大事 ですから。
だめでもともと、IT'S ALL RIGHT

今回の、DUAL BOOKs がお送りする古本屋開店日記はここまで。また次の回を、お楽しみいただければ幸いです。それではまた、素敵な日々の素敵な隙間でお逢いしましょう。Chao!


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