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開店まで2か月【古本屋開店日記プロローグ】

妻 「サラリーマン向いてない でしょ?」
私 「そうだね・・・・内容はやりがいあるんだけどね・・・」
妻 「それは大事だけど、気質として向いてないでしょ。」
私 「まちがいない。大学も4回留年したし・・・なにかこう・・・遅刻しないとか、テストの日は学校に行くとか、そういうほとんどの人がやることが、できない気質だね」
妻 「本好きなんだしさ、古本屋いいんじゃない?古本屋の雰囲気、似合うよ。」

おおよそこんな会話があったのは、2010~2015年ぐらい、そのあたりだろう。人生のターニングポイントは、ある日・ある人・ある一言という『点』に集約させていくと、とてもクリアでドラマチックな人生を描き、伝えることができるわけだが、実際のところ世の中に個別の時間も個別の出会いも個別の会話もないのであって、すべてはある文脈の中で生じ、その 文脈があるからこそ個別に意味を持つ ことができる。つまり、大事なことは『点』を意識するではなく『流れ』を捉えることなのだ。そう考える私にとって、古本屋を目指すきっかけについてをより正確に記録しようとするならば・・・・

・・・・ええ~~い、やめい!やめい!!やめい!!!・・・・

みなさま、大変失礼いたしました。
note 初投稿にしてトバしすぎてしまいました。
初回からのお目汚し、お許し願います。

改めて、はじめまして。
北海道は 小樽市 の春香山のふもとで古本屋DUAL BOOKsを準備中の店主じっちと申します。冒頭の会話で「俺」役をやっている方です。つまり、だんなの方です。妻はおりょうと申します。

漆喰を塗る女

開店までの怒涛の日々の中、そのときならではの 気づき・つまづき・起き上がり を記録しておこうかと思い立ち、はじめての note に触れてみましたところ、久々に「記録」というか「書く」ということをやるもので、筆が定まらずスタイルが右往左往しております。でもまぁ、そのうち定まるのでしょう。トバしすぎにだけ注意して、このまま進めていきましょう。なにせ『古本屋開店日記プロローグ』ですから。プロローグに大事なのは、物語の入口としてのその魔法の質感です。果たしてこのあとどのような旋律がまっているのか、それを予感させるゆらぎの象徴です・・・・って、やっぱり難しいですね。どうしても note っぽくない感じがする。ブログの方が向いてるんじゃない、と言われそうなそんな感じ。いやそれは私の先入観なのか。勉強不足なのか無知なのか。ま、なんでもいいか。いきましょう。このままいってみましょう。「私の在り様」をしっかりと明示すれば届くべきところには届く、それが今の世の中、そう思って古本屋だって準備しているのですから。

・・・・それにしても、こんな感じでキーをたたいていますと、もはや何を書くつもりで note に登録したのかわからなくなってしまいました。初回なのに!

とにかくあれです。
これから、古本屋開店に向けたラスト2か月の怒涛の感じを、それなりの質感をもって記録しておきたいなっていうピュアな衝動です。でもこの衝動にしたって、降ったり沸いたりしたものではなく、さかのぼること小学生の頃から・・・って、さすがにやめましょう。むしろだんだん適当になってきている気がします。そうなったら仕舞時です。

はい。
まったく想定外のプロローグになってしまいましたが、結果的には、開店までの2か月のドタバタ劇を予感させる混乱具合になったかと思います。モノは言い様、コトバは捉え様、世界もいつもしゃんしゃんで、 IT'S All RIGHT です。


それではこのあと、DUAL BOOKs がお送りする古本屋開店日記、お楽しみいただければ幸いです。01の開始まで、今しばらくお時間をいただきます。


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