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人手不足の今こそ、未来への準備を始めるとき

みなさん、こんにちは。
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中小企業診断士のまっちゃんです。

今回は人手不足問題を例に、兆候を認識し、未来を予測することで、今の事業とどのように向き合っていけばよいのかを考えていこうと思います。

ご存じのとおり、世の中の変化は激しく、特に人手不足は多くの経営者にとって深刻な課題となっています。この現象を単なる結果として受け止めるのではなく、未来への兆候として捉えることが大切だと感じています。

人手不足と言われ続けている今、特に地方では人が集まらず、多くの経営者が頭を悩ませています。『求人を出しても問い合わせがない』『頼みは社員の友人や知人の紹介』『以前働いていた社員の再雇用』だといった状況が増えています。

人手不足問題が表面化する以前の出来事を振り返ると、
日本の人口が減少に転じたのは2008年のことです。そして、人手不足が叫ばれるようになったのが、2013年以降と記憶しています。バブル経済は弾けて求職者にとっては未だに氷河だった当時ですから、求人を出せば人が集まると信じていた会社も多かったのではないでしょうか。

しかし、人口は減少し続け、会社は必要な労働力を確保できなくなり、今では労働者が会社を選ぶ時代に変わりました。早い段階から労働力不足を見越して、対応した会社と、そうでない会社との間で、明確な差が生まれているのが今のように思います。

人口減少が進むことで労働力の確保が困難になることは予見されていましたが、十分な対策が取られなかった会社が多いのも事実です。ここから学べる教訓として、現在起こっていることを兆候と捉え、未来を見据えた戦略を立てることが、これからの会社に求められる姿勢ではないでしょうか。

未来を予測することは容易ではないです。しかし、いまの出来事を世の中が変わらないことを前提に考えるのではなく、人手不足の現状を兆候と捉え、世の中の変化の波に乗って、未来を見据えた取り組み『うちの会社でもできないだろうか? という発想』が、より重要になってくるのだと思っています。
例えば、ITの進化や経営環境の変化をしっかりと洞察し、それらを活用して会社の価値を高めることができれば、将来の労働力不足に対する備えができるだけでなく、求職者や取引先から選ばれる会社に成長し続けられる可能性が高まります。

未来を予測するためには、まず経営者自身の事業への思いが明確であることが不可欠です。その思いがあってこそ、その思いが社員に伝わり、課題を解決するための手段が整ってくるからです。そうして、会社全体が一致団結するようになり、取引先を含めた周囲にも良い影響を与えていけると感じています。

これからの方向性を考える際には、次の問いを自問してみてください。

・経営者の事業への思いは明確か?

・経営者の事業への思いが、具体的な戦略として社員に示されているか?

・課題を解決するための手段を持ち合わせているか?

今起こっていることを兆候と捉え、その未来の社会をイメージすることは、非常に重要で経営者の役割の一つです。ありたい姿を思い描き、そこに向けた課題を明確にすることで、『既存の方法を見直してみよう』『新たなことを始めてみよう』という思いがより強くなり、行動にも現れてくるのではないでしょうか。そうすることで、さらに事業が発展し続ける道筋が見えてくると思っています。

みなさんは、現状をどのように捉え、日々を過ごしておられますか?
ぜひご意見やフィードバックをお寄せいただけると嬉しいです。

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