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ビジネス書『1分で話せ』『説明の順番』に共通するプレゼンの順番の“本質“とは

だいふく です。

今日は、説明方法についての2冊のベストセラーをご紹介しつつ、共通する点や、プレゼンや説明の「順番」と「盛り込む要素」の本質についてご紹介していきたいと思います。

今回取り上げた書籍は『一番伝わる説明の順番』(田中耕比古 著)と、『1分で話せ』(伊藤羊一 著)の2冊。いずれも、説明方法のビジネス書としては売れている2冊です。

私がこの2冊を読んだところ、人に何かを説明する上で共通する部分が見えてきました。つまり、それは「伝える」うえでの“本質“に近い部分なのだと思いましたので、noteにまとめてみました。

このnoteの目的

このnote記事の目的は、正しい伝え方をすることで、プレゼンの「目的」に近づける人を増やすことです。

みなさんは、こんな経験はありませんか?

「伝えたいこと」があるのに、それが「正しく」伝わらない。説明の仕方がまずいために「伝わりづらい」。私は、自らそんな場面を本当にたくさん経験し、そんな場面を見てきました。

伝えたいことが正しく伝わり、正しく伝わった結果評価される場面を増やしたい、そんな思いを普段からもっているのは、自らの多くの苦い経験があるからかもしれません。

このnoteの前提

私=だいふくは、日本の大企業のサラリーマンとして年間50件以上の社内プレゼンを通している企画パーソンです。そんな「プレゼンマン」である私が、 この2冊のエッセンスをご紹介してます。

このnoteの結論

私が2冊のビジネス書の共通点から学び、このnoteを通じて伝えたいことの結論はこれです。

結論:
・「結論」「根拠」の順番で伝えるべき
・結論の前に「前提」や「目的」をのべておくと、より伝わりやすい


つまり、
前提→結論→根拠 という「順番」を必ず意識して説明やプレゼンしましょう、ということになります。

結論の根拠

2冊の書籍を比較し、プレゼンの本質に迫った結果、なぜそのような結論になったのか?

2つの書籍を総合すると、
その根拠は3つあります。

(1)結論を伝えなければ、相手を動かすことはできないからです。

事実を伝えることと結論を伝えることは異なります。様々な事実や事象や分析から、自分が「こうするべき」という「考え」をしっかりとまとめたものが「結論」です。それが無い説明やプレゼンは意味を成しません。

(2)「根拠」がなければ、人は納得しないからです。

例えば、「五輪は開催するべきではない」という「結論」だけを聞かされても、納得感はありませんよね?
もし、、「感染症が爆発的に拡大する科学的な根拠」や「医療がさらに逼迫し日本人の医療体制もままならくなる数値的根拠」とともに説明されたら、納得感は高まるはずです。(あくまでも「例」として書きました)

(3)「前提」が揃っていたり「目的」がはっきりしていれば、より伝わるからです。

先程の五輪の例で言えば、「日本の医療機関のトップの意見」という前提があればその説明の重みは全く違ってくるでしょう。また、目的が「日本人の死亡者を一人でも少なくする」ことなのか「五輪による経済的な効果を最大化すること」なのかで、説明を受けた聞き手の印象は異なり、伝わり方は全く違うでしょう。

具体例

では、実際に2冊の書籍では、それぞれどのような順番で説明をするべきだと述べているのでしょうか。具体的に見ていきたいと思います。

まず、『一番伝わる説明の順番』です。

前提をそろえたうえで、結論→根拠という順番で説明するべきだと述べています。また、最後にあらためて結論を述べた上で、聞き手にたいして促したい行動を明確化するべきと書かれています。

プレゼンや説明の最終ゴールは相手に特定のアクションを起こしてもらうことであり、最後に「相手に促したい行動」を明示することは非常に重要だということは非常に納得感があります。

次に『1分で話せ』のほうです。

説明の目的、つまり相手に促したい行動をはっきりさせた上で、結論→根拠、そしてその根拠の具体例を示す、という流れを推奨されています。

2冊を比較すると、言い方され異なれど、多くの共通点があることがわかります。

共通点:

・相手に何らかの行動を促すことが本当のゴール
・結論→根拠の順番で話すこと
・いきなり「結論」ではなく最初に前提を揃えたり目的を明確化する

これらの共通するポイントが、説明やプレゼンでの「本質」だと思います。

結論(再掲)

あらためて、結論の再掲です。

実際にやってみよう

ところで、、結論が「ああそうか」とわかっていただいたとします。しかし、これを実際に「使える」状態にしなければ意味がありません。

みなさんが、伝わりやすい説明の順番を「実践で使えるようになること」がこのnoteのゴールです。そこで、、みなさんが使うことを想定したシンプルなワークシートをご用意しました。

みなさんが何かしらの説明したいテーマがある場合、

前提→結論→根拠 

の順番でこのシートに埋めていくことで「伝わる」プレゼンや説明の前段階の整理ができます。決していきなりパワーポイントには向かわないでくださいね。(パワポは使うな 記事を参照)

▼ワークシート簡易版

ちなみに、前提→結論→根拠→ (→根拠の具体例→行動促進

の5ステップまで含めた詳細版と2パターンご用意しています。

▼ワークシート詳細版

ワークシートの使い方

ちなみに、、このnoteの内容自体が

前提→結論→根拠 (→具体例→行動促進)

となっていることにお気づきでしょうか。

よって、このnoteを書き始める前に、このワークシートでnoteに書く内容を事前にまとめてみました。それがこれです。

簡易版

詳細版

ワークシートPDFはこちらからダウンロードください

みなさんの“説明“がただしく伝わり、達成したい目的に近づき、達成されることを切に願います!

こんな記事も書いてます

「プレゼン資料」や「説明法」についてはこんな記事も書いています。特に社内プレゼンをいかに通していくか?が私の専門で、多くのアクセスをいただいております。ぜひあわせてどうぞ。

ではまたお会いしましょう!

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