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ご飯食べない、パパ嫌い…イヤイヤ期の「イヤイヤ」にはどんな種類がある?

こんにちは、データアナリストの小川知紘です。

子育て本やコンテンツを見ていると「イヤイヤ期」のエピソードがよく出てきます。
笑い話としてのエピソードも多く、見る側としては可愛くてほっこりすることも多い「イヤイヤ期」ですが、実際に経験されている親御さんとしては笑えないほど大変なのではないかと思います。
また「イヤイヤ期」と言っても単に期間を表す言葉なため、実にさまざまな"イヤイヤ"シーンが登場しています。

それほど"イヤイヤ"の種類がたくさんあるということは、親御さんとしては「これは自分の子供だけ?他のお子さんも同じなの?」と気になることも多いのではないでしょうか。

そこでヤフーの検索データを用いて、「イヤイヤ期」の"イヤイヤ"を一覧化できないか試してみることにしました。

イヤイヤ期の"イヤイヤ"まとめ

「イヤイヤ期」と一緒に検索されたキーワードを、内容ごとにまとめた結果がこちらです。期間は2021年の1年間、文字の大きさは検索ボリュームの多さを表しています。
また"イヤイヤ"として分類できなかったものは特徴やその他に割り振っています。

結果を見てまず思うのは、
生活の本当にあらゆるシーンで「イヤイヤ」している・・・
ご飯、着替え、保育園、お風呂、歯磨き、寝る、など一日のほぼすべてのシーンが入っているように感じます。
1つのシーンでも毎回対応を試行錯誤する必要がある中で、更に場面場面でまた違うイヤイヤが発生してしまうのは想像できないほど大変なことだと思います。

またキーワードを細かく見てみると、「パパ嫌い」という切ないキーワードも見られました。しかし一方で「ママ嫌い」も存在するように、お子さんや状況によってイヤイヤの対象もバラバラであることが見て取れます。


"イヤイヤ"の対象以外も見ていきましょう。
イヤイヤ期の特徴を表すキーワードを見てみると、「癇癪」「泣き叫ぶ」「物を投げる」などお子さんなりのイヤイヤ表現方法も出てきていました。親御さんの対応の大変さが目に見えるキーワードです。
他にも「甘えん坊」「抱っこばかり」というキーワードもあり、落ち着かせるにも大変な様子が見えてきます。

個人的に興味深かったのは、「イヤイヤ期が無い」悩みも一方で多く検索されていたことです。
あくまで想像にはなりますが、「イヤイヤ期」という名前が有名な分、それが起こらないと反対に不安になってしまうのではないでしょうか。

この時期の悩みがこれほど一般的に知れ渡ったのは「イヤイヤ期」という言葉のおかげでもありつつ、従来は気にしていなかった方にも悩みを生んでしまっているのかもしれません。


直接的な解決にはなりませんが、他の親御さんのデータを見ることで「自分だけじゃないんだ!」と安心でき、少しでもそれぞれの悩みが薄くなれば嬉しいです。

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「イヤイヤ期 対応」が検索される時間

次にイヤイヤ期に関する検索がいつされるのかを見ていきます。こちらは「イヤイヤ期 対応」の検索時間帯を「子育て 疲れた」「仕事 行きたくない」と比較したものです。
※以前のnote「20時以降の子育てブログがママを救っている?」で出したものと同じデータを用いています

「イヤイヤ期 対応」を見ると、「子育て 疲れた」と同様に20時以降に多く検索されていることが分かります。(「仕事 行きたくない」は朝に多く検索されていることから、悩みによって検索される時間帯に傾向があると言えそうです)

更には「イヤイヤ期 対応」は「子育て 疲れた」とは異なり、お昼にも検索が多くなっていました

昼夜ともに一息つけたタイミングで検索しており、一息つくタイミングでも「イヤイヤ期はどう対応したら良いのか」と常に頭に残っている様子が想像されます。イヤイヤ期は色んなシーンで起こるため、対応を知りたいと思う機会が多くあるということなのかもしれません。

親御さんが悩みから離れて一息つける環境をどう用意できるかは、周囲の私たちが考え続けていくべきことなのではないでしょうか。

筆者プロフィール
小川 知紘(おがわ ともひろ)
2018年よりヤフー・データソリューションの立ち上げに従事。
現在はDS.ANALYSIS(オーダーメイドの課題解決サービス)にて、クライアントに対する分析企画・アナリスト業務を担当。
副業として、幼児教室の先生 と 事業会社でのデータ分析 を行う。
データ分析が身近に感じられるネタでnoteを投稿中。

twitterもやっています。ご連絡はこちらまで→@tomohogawa
他note記事→アナリストの分析日誌

※今回公開したデータを含め、ヤフー・データソリューションは、お客さまのデータを統計データとしたうえでデータの可視化や分析結果をご提供するサービスであり、個人を識別できるデータ (パーソナルデータ) については、お客さまから新たに同意をいただかない限り外部に提供することはありません

※本記事の内容は公開日時点の情報です。

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