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note初挑戦からの5ヶ月をデータで振り返る!8本書いて見つけたPV数増加のパターン

こんにちは、データアナリストの小川知紘です。

2021年8月から、「アナリストの分析日誌」としてデータから身近なネタを考えるnoteを計8本投稿してきました。
投稿する中で上手くいった/いかなかった両面で色んな学びがあったのと、「急にどうした?」「目標持ったの?」と社内外からよく聞かれることもあり、せっかくなので来年に向けて一度振り返ってみたいと思います。


「アナリストの分析日誌」が出来たきっかけ

そもそも私がnoteを書くことになったきっかけは、レポート『ビッグデータから見るストレス・悩み』をサービス公式ページに載せたことでした。

世の中の悩みが見えることに以前より価値を感じていたため、少しでも企業から反応があれば嬉しいなと載せてみましたが、残念なことに全く企業からの反応はありませんでした。

しかし一方で、twitterやはてなブログで拡散いただけたことから、結果として個人の方々には広く届いたという嬉しい発見がありました。

そこでマーケチームから「リード獲得に縛られず、①データを身近で面白いと感じてもらう ②ヤフー・データソリューションを知ってもらう ための発信を始めたい。アナリストが自由に好きなテーマで投稿できる場所をnoteに作るので書いてほしい」と話をもらい、
すごく悩みましたが、思い切って次の目標を決めて始めることにしました。

noteを始める上で目指したこと

noteを書くことで文章を少しでも上手くする
レポートを書いた際、自分の文章力の無さに愕然としたので分かりやすく伝える練習がしたい(レポートはあまりにひどくて、他部署の方々にもご協力いただきました…)

「(すごくはなくても)分かりやすくて面白い」を目指す
レポートを家族に見せた時の全員の感想が「難しかったけど何かすごそう!」だったので、「分かりやすくて面白い!」を目指したい

③気になっている分析手法やデータの反響を図る
レポートに対して、SNSやお客さんから「時間帯別に検索が分かるの良いね」と反応をいただけたことから、テーマを絞れば反響が測れるのでは?と考えた

④他に書く人が見つかるまで続ける
せっかく場所を作ってもらったからには形にしたいものの、私が飽き性で「細く長く」続けられるか不安だった

これらの目標が実際に書いてみてどうだったかについては、他の学びとまとめて最後に振り返りたいと思います。

数値による投稿の振り返り

ここまでは個人的な思いを書いてきましたが、業務時間を使って書いていることもあり、具体的な結果の数値も含めて振り返っていきます。
(12/3時点。以降に投稿した『方言マップを作ってみる~それぞれの都道府県で最も検索されている方言は?~』を除く7記事で集計しています)

全体数値の振り返り

まずは取り組み全体での結果を確認します。
・合計PV数:ヤフー・データソリューションのnote全体でのPV数の半数以上
・掲載媒体数:6、うちデータソリューションでの新規媒体数:2

合計PV数を見ると、今回の取り組みによって新たな接点を増やす効果は一定あったと言えそうです。
またサービスリリースから2年以上たった今、新規媒体に掲載いただけたのは企業向けには普段扱わないテーマをnoteだからこそ書けた効果が大きいように感じます。

記事毎の数値の振り返り

次に、noteの記事ごとに数値を振り返ります。
それぞれの記事に対する取り組みと数値を整理した表がこちらです。

最もnotePV数の多い『花より男子~』は、しばらくはPV数も反応も全く少なかったものの、noteの「今日の特集記事」に掲載されたことから一気にPV数が伸びた、少し変わった記事でした。

「サザエさん症候群」~』はnote上の数値だけでは『花より男子~』に大きく負けていますが、掲載メディアが最も多くニュース媒体にも掲載いただいており、

火曜日は転職~』はヤフー・データソリューションの公式twitterアカウント(以下:公式twitter)で最も多く見られた記事であることが分かります。

また今回は確認出来ませんでしたが、最も思い入れの強い『「2人目 悩む」~』は公式twitterを介さず直接拡散いただけたりと、
結果を見る上で総合的に数値を見ることの大切さを改めて痛感しました。

一方、全指標で良くなかったのは『好きな料理研究家~』でした。
今振り返ると、データがあくまで事実の羅列になっており、「だから何」が見えなかった悪い例だと感じます。書きたいテーマ起点ではなかったことが悪い方向に出てしまった反省記事です。

しかし、書きたいテーマ起点で書いた『HSPの人~』は社内の方々からの反響はあったものの社外では特別反響は無かったりと、内容だけでなく届ける難しさを常に感じています。

公開以降の週ごとのPV数推移

ではどうすれば届けたい人に届けられるのかヒントを探るため、今度は記事ごとの公開週からのPV数推移と増加理由を比較してみます。


先ほどと被りますが、メディア掲載,twitter拡散,noteの特集など、PV数が伸びるパターンを複数経験できたのは本当に恵まれているなと感じます。

また、勝手に記事は書いたら時間が過ぎると見られなくなるイメージを持っていましたが、きっかけさえあれば掘り返しもあることも大きな学びでした。

とはいえ、現状はこの掘り返しのきっかけが運任せでしかなかったため、届けたい相手に狙って届けるためのきっかけ作りは関係者と連携しながら来年色々と試していく予定です。
(新規媒体との接点作り、個人/サービスのSNSアカウントフォロワー数増加、タグの決め方やタイトル・画像、投稿曜日・時間帯、など)

数字面以外で学んだこと・感じたこと

最後に、数字面以外でもnoteを書いたことによる学びはたくさんあったため、一気に振り返っていきます。

文章を書くことへの抵抗は減る

目指したことに書いた「文章が上手くなる」は難しいですが、文章を書くことへの抵抗は間違いなく減ったので、文章に苦手意識のある方にはおすすめです。

分析の難易度や詳細は重要じゃない

あくまで読む人は興味ある内容を見に来ているので、分析の難易度や詳細は重要ではなく、読むうえで必要な内容のみ書くべきだと学びました。
その分、ミスがないのは当然のこと、もし質問されたら意図を答えられるようにしておくことにはこだわるべきだとも感じています。

分析手法やデータの反響は図れない

今思うと当たり前ですが、あくまでテーマへの興味なので分析への反響は測れませんでした。この目的であれば、公式ページで反響を測りたい内容に絞ったテーマを発信した方が良さそうです。

書く頻度が多すぎると他に書いてくれる人は見つからない

こんな内容でも良いのかとハードルが下がるように、キャッチーな内容で短いものをたくさん書いてみたところ、スパンを短く出したことで大変に見えてしまったのと、「小川=noteを書く人」というイメージが付いてしまい、もはやネタを教えてくれる関係性になってしまいました。
部内の皆さん違うんです、募集中です。

辛い点はやっぱりある

・知り合いにいじられると恥ずかしく、名前を出して書くのも怖いです。
・リソース的に正直大変です。ただ目標を持ってしまうと義務になり、書きたい内容が書けない窮屈さが出る難しさもあるので、いかに時間を見つけてストックできるかが肝でした。続けられる人は才能だと身に沁みて感じます。

それ以上に面白いこともある

・noteを始めるまではネタが浮かんだら試して雑談として使う程度でしたが、それに反響をもらえたり、新たな発見を得られたりと楽しみに変わるのは新鮮でした。
・デザイナーやマーケ、広報など色々な方と関わるので、分かりやすい見せ方や気を付けるべき伝え方など毎回勉強になります。大感謝です。
・メディアに掲載されたおかげで、連絡を取ってなかった人から久しぶりに連絡があり、会うきっかけになりました。

実際に振り返ってみて

改めて振り返ってみると使った時間以上に学びが多く、思い切って始めてみて良かったなというのが一番の感想です。来年も楽しみながらゆるゆると続けていきたいなと思います。
あくまで私の勝手な振り返りにはなりますが、少しでも参考になる方がいれば嬉しいです。

筆者プロフィール
小川 知紘(おがわ ともひろ)
2018年よりヤフー・データソリューションの立ち上げに従事。
現在はDS.ANALYSIS(オーダーメイドの課題解決サービス)にて、クライアントに対する分析企画・アナリスト業務を担当。
副業として、幼児教室の先生 と 事業会社でのデータ分析 を行う。
データ分析が身近に感じられるネタでnoteを投稿中。

twitterもやっています。ご連絡はこちらまで→@tomohogawa
他note記事→アナリストの分析日誌

※本記事の内容は公開日時点の情報です。

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