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火曜日は転職を考えやすい?悩みと曜日の関係性

こんにちは、ヤフー・データソリューションでDS.ANALYSIS(オーダーメイドの課題解決サービス)を担当している小川知紘です。

突然ですが、皆さんは「転職しようかな…」と思ったことはありますか?
ある!という方、もしかするとその日は火曜日かもしれません。


以前30代の悩みについて調べた際、子育ての悩みと同様に、仕事に関する悩みも多く見られました。
では、働く私たちが悩むタイミングに共通点はあるのでしょうか?

置かれた状況や人によってもさまざまなので、共通点は見つかりにくいようにも思えます。

ですが、“月~金に働き土日に休む”というスケジュールは共通している人が多いと予想されます。ということは、悩む曜日に着目すると共通点が見つかるのでは・・・
そう思い、早速ヤフーの検索データを使って調べてみました。


こちらがその結果です。皆さんの感覚と比べていかがでしょうか?

小川さんレポート1

小川さんレポート2

実感通り、月曜日は仕事の始まる憂鬱さが強くなっています。また、虚無感には日曜日から強く襲われていることも見て取れます。

転職関連のキーワードは、どうやら火曜日を中心に調べられるようです。
「なんとか月曜日を乗り切ったものの、虚無感もあり週末もまだ遠い。このまま働き続けて良いのかな…」と転職を意識するのかもしれません。

では、1週間で最も疲労感に悩むのはいつでしょうか。
これは金曜日ではなく木曜日という結果でした。

金曜日は翌日仕事が休みなためか、疲労感に関連する検索は木曜日よりも少なくなるようです。
他の悩みグループに関しても、翌日仕事が休みである金~土曜日は、他の曜日と比べて検索が比較的少ない様子が見て取れました。


これらの結果を見る限り、悩みによっては曜日に共通点があると言えそうです。

これから悩んだ時には、時期や以前調べた時間帯に加えて、曜日も意識してみるのはいかがでしょうか。意外な共通点が見つかり、少しは気持ちが楽になるきっかけになってくれるかもしれません。

とりあえず私は、木曜日には全力で自分を甘やかそうと思います。

筆者プロフィール
小川 知紘(おがわ ともひろ)
2018年よりヤフー・データソリューションの立ち上げに従事。
現在はDS.ANALYSIS(オーダーメイドの課題解決サービス)にて、クライアントに対する分析企画・アナリスト業務を担当。
副業として、幼児教室の先生 と 事業会社でのデータ分析 を行う。
データ分析が身近に感じられるネタでnoteを投稿中。

twitterもやっています。ご連絡はこちらまで→@tomohogawa
他note記事→アナリストの分析日誌
集計方法
1. DS.INSIGHTの時系列キーワードを用いて、「仕事 行きたくない」検索者の特徴検索キーワードを抽出。(DS.APIのSearchJourneyAPIでも可能)
2. DS.APIのSearchVolumeAPIを用いて、抽出したキーワードに2021年の日別検索者数を付与。キーワード毎に最大値で割り、0~1でスコア化。
3. 日付を曜日に変換し、キーワード×曜日毎に中央値を算出。
4. 曜日の波形でキーワードをグルーピング。
5. グループごとに解釈し、代表キーワードをピックアップ。
6. グループ×曜日ごとに代表キーワードの平均値を算出。
7. ヒートマップで可視化。
※今回公開したデータを含め、ヤフー・データソリューションは、お客さまのデータを統計データとしたうえでデータの可視化や分析結果をご提供するサービスであり、個人を識別できるデータ (パーソナルデータ) については、お客さまから新たに同意をいただかない限り外部に 提供することはありません

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