取材ライター養成講座の開催にあたって

新型コロナウイルスの影響でWeb会議システムが充実し、会いに行かなくても取材ができるようになりました。そうした中、自社コンテンツを紹介するためや、自社ホームページの認知度を高めるために取材を受けたいと考える企業も増えています。依頼者の思いをどのように表現するか、取材スキルを後進に伝えようと新しい事業を展開する予定のShuzap代表・落合達也さんにお話を伺いました。

この記事は実際に取材ライター養成講座を受講した大杉様が、Shuzap代表・落合達也にインタビューを行い執筆した記事です。

●取材に特化したオウンドメディアをこれからも進化させる

-Shuzapが取り組んでいる事業内容を教えてください
取材・インタビュー記事、プレスリリース、メールマガジン、クラウドファンディング記事など、依頼者の思いを伝える記事の制作を中心に事業を展開しています。いずれの事業も、聞いた話を記事にしていますので、取材は欠かせません。これまで経験してきた200回以上の取材を通じて、取材をする人の役割は、取材を受ける人が自由自在に話してくださる内容を整理し、読み物として文章にまとめることだと思っています。会話ではまとまらなかった話でも記事としてはまとめる必要があり、そこが腕の見せ所です。

-新しくどのような事業を始められるのですか
ライターを養成するセミナー事業を展開します。取材から記事にするまで一人で対応しているためどうしても限界があり、依頼が重なって困ったことがありました。せっかく依頼をしてくださったのにお受けできないのは本当に申し訳ないです。ある日ふと、同じようなスキルをもつ人を増やせばいいと思い立ちました。行進を育成するために出来ることは何かと思いを巡らせて、セミナー事業の展開に至りました。セミナー事業では、セミナーを受ける方に、私の持っている取材スキルすべてお伝えしようと思っています。

●取材スキルは練習すれば必ず手に入る、その練習方法を伝えたい

-セミナー事業の内容をもう少し具体的に教えてください
具体的には、セミナー形式で「取材ライター養成講座」や「インタビュー講座」を開催したいと考えています。取材の基本は「相手の話を聞くこと」と「相手の話を引き出すこと」です。どのような立ち位置で、どのように質問を投げかけて、取材を受ける人から何を持って帰るか、概念から分かりやすく伝えます。全3回の講座を受けていただき、取材ライターとしての感覚をつかんでもらい、実践的トレーニングを積んでもらおう、と考えています。お一人お一人とじっくり向き合いたいと考えているため、3人までの少人数制にするつもりです。

-どのような方を対象とされているのですか
対象は幅広く考えていて、ライターとして成長したい方、ステップアップしたい方、収入を増やしたい方、また、フリーランスでなく企業にお勤めの広報担当者やマーケティングチーム、採用人事担当者など、あらゆる場面で発信する可能性のある方にお届けしたいです。場合によれば営業の方にもぴったりだと思います。セールスレターをご自分で書かれているなら、お客様に話を伺って書くことがあるでしょう。人に話を聞いて文章を書きたいと考えているすべての方にお届けしたいです。

-受講へのインセンティブはありますか
そもそも、リソース不足がきっかけで始めようとした新しい事業です。安心して任せられるライターに育てば仕事を振ることができます。講座の実践で身についたスキルがあれば、自分で仕事を取ってくることができるようになるため、売り込み方や仕事の取り方についての指導もおこないます。クラウドワークスやランサーズでは、取材案件はめったに掲載されません。掲載されると応募が殺到するので、勝ち残るためのコツもお伝えしたいです。

●取材を通じて見えてくる未来の世界を見てほしい


-講座内容についてもう少し詳細をお聞かせくださいますか
どのような内容にするかを考えるために、インターネット上で競合があるかどうかをリサーチしました。取材にかかわる講座があるにはあったのですが、内容がオープンになっていなくて、詳細が分かるものはありませんでした。反面、セミナー業を収入の大きな柱と考えている企業がありました。著名なコピーライターさんが講師陣として揃っていて、受講料は高かったです。こうした結果を踏まえて、「取材ライター養成講座」や「インタビュー講座」では、これまでの経験で培ってきた「自分で取材したことを自分で書くために必要なこと」を盛り込んだ内容にします。

-受講される方にこれだけは伝えたい、という思いがあると聞きました。
繰り返しになるかも知れませんが、取材で最も大切なことは「話を聞く力」です。発せられる単語を聞きとるだけではなく、その単語に込められている思いを聞くことが重要で、そうした思いを分かりやすい別の言葉に置きかえる表現力も必要になります。

取材案件は高単価のため、数少ない案件には応募が殺到します。激しい競争を勝ち抜いて選んでもらえるライターになれるよう、「聞く力」と「表現する力」の両方をお伝えします。そして、そのスキルが身につくように実践を重ねます。ライターに限らず、話を聞いて文章をかく方すべてに有用な講座です。どうぞよろしくお願いいたします。

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