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チームで動く経験をぜひ! 他1品【ちょこっと回想録】

こんばんは、Dr.りけ子です。今日の「理系博士のちょこっと回想録」は、6月24日のつぶやき、計2品を掲載しました。いつもより少ないですが、ご容赦ください🙇‍♀️



①チームで動く経験をぜひ!

研究活動がメインな生活を送っていると、多様な人々と協力して物事を進める経験は少なくなるのかなと思っています。共同研究ではあくまで自分主体で物事を進めていくのに対して、企業では自分が組織の一員となって様々な人達と協力しながら進めていくことになります。

研究をしていると、周りには自分に近しい考え方の人が集まっているので、すんなり話が通じることが多いですが、社会に出ると本当にいろんな人がいるので、言葉の衝突が度々生じます(特に部署が違う人とは通じないことが多い)。そんな状況だと、どんなことを考えているのか、どんな言葉なら通じるのか、と想像を巡らせる機会が多くなります。大変ではあるけれど、互いに言葉を共有でき、物事が順調に進んでいった時の達成感は、心地よいものです。

ティーチングアシスタントなどを任される学生さんも多いかと思うので、教える時に「どんな言葉で・レベルで話そうか?」と考えてみると練習になると思います。

また、博士課程で得られるスキルとして「リーダーシップ」が挙げられるそうですが、私は「どうだろうか……」と感じています。研究のようなある程度自己完結する事柄であれば、主体的に進めていく力はあります。ですが、多様な人々で構成されるチームで、みんなを巻き込んでビジョンを共有しながら進めていく力は、研究生活で得られるリーダーシップとはまた別物じゃないかな、というのが私個人の感想です。

私は修士1年次にビジネスコンテストに参加し、チームワーク・リーダーシップの難しさを痛感しました。例えば、アイデア出し(事業立案)には正解がないので、質より量でどんどんアイデアを出していく必要がありますが、正解をつい追い求めようとしたり、議論する雰囲気をうまく作れなかったり。うまくできなくて、めちゃくちゃ悔しかった思い出があります……。

企業で働くことに興味がある学生さんは、忙しいとは思うけれど、ぜひ何かしらでチームワークを一度経験しておくと、将来の大きな糧になるのでオススメです。

②無意識のロジカルシンキング

新入社員研修で必ずと言っていいほど行われるロジカルシンキング。論理的に筋だって話したり考えたりするための手法を学びます。名前はしらなかったものの、「あれ、普段からやっているな……」と研修中に気づきました。

論理的思考は博士のスキルとしてよく言われるものではありますが、「社会でも、ちゃんと通用するのかもしれない……?」と思ったのは、新入社員研修の時だったのかなぁ、と振り返ってみて思いました。


いかがだったでしょうか??
週の後半になると疲れが溜まってきますが、食事と睡眠をしっかり取って乗り切りましょう~!

博士が輝ける社会となりますように!

Dr. りけ子

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