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【博士の在学体験談】いろんな挑戦をして、社会で活躍するための引き出しを増やそう!

上記連載の第4弾。「学生のうちにどんどん挑戦してほしい!それは必ず社会で役立つよ!」という700字です🌹


博士課程に身を置くと、研究室という小さな閉じた世界が、主な生活の場になります。研究者にとっては、研究に打ち込みやすく良い環境です。

けれど、社会に出たら、研究スキルに加え、プレゼンスキルやチームプレーなど、様々な能力が求められます。

博士学生の皆さんには、学生のうちにいろんな経験を積んでほしいです。

例えば、私の場合、研究では企業の方と話す機会がなかったので、就活イベントに年に1回は必ず参加。「企業に顔を売る」という意味合いもあったけれど、私は当時プレゼンが苦手だったので、「研究に疎い方に、自分の研究を効果的に伝える方法を、試行錯誤する場」として利用していました。

会社に就職すると、多忙な上司に端的に状況を説明したり、数時間のプロジェクト進捗審査会で多くの審査事項の中から要点を絞って説明したり、「TPOに合わせて、誰かに説明する場」が、日々発生します。

「いつも分かりやすいね」と言われるくらいには説明できていたので、定期的に就活イベントに参加した経験が活きたと感じます。

また、学部生時代は大嫌いだったプログラミングを独学で猛勉強し、計算化学の視点を取り入れて論文を作成する力を身に着けました。

いざ開発職に就職してみると、「いかに効率よく期日までに成果を挙げられるか」がとても重要です。製品性能を担保するため、繰り返し評価が避けられない実験がたくさんあり、人力ではキリがない場面を、プログラミングスキルで乗り越えたことは数知れず。

「こんなことが役に立つの!?」と思うことが、社会に出るとたくさんあります。自分の可能性を広げて社会で活躍するためにも、学生のうちに自分の引き出しをたくさん作ってください!


↓ 連載前回(第3回)の記事。

↓ 連載で書こうと思っている直近のネタを記載。

↓ 私の経歴を参考までに。

Dr. りけ子(Tsugumi)

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