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博士学生に伝えたい400字note

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物理化学系の博士課程を修了し企業就職を選んだ私が、博士学生に伝えたいことを400字で綴る連載マガジン。2023.05.08より、毎週月曜日に更新💡 在学中や社会に出てから感じた、… もっと読む
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記事一覧

【博士の在学体験談】「次のステージに進むためにコレをやらねば!」と悟ったら、失敗を恐れず取り組んでみよう!

上記連載の第13弾。今回は「背伸びをしないといけない場面に遭遇したときに少し踏ん張ってみると、自分の可能性が広がるよ!」という800字の在学体験談です。 年齢を重ねるにつれて、変化や挑戦に臆病だと感じることが多くなるように思う。興味があっても何かと理由をつけて、”やらないこと”を選択してしまうことはよくあることだ。 私自身もやらない選択を取りたくなることが増えた。 その方がラクだし、ストレスも無いからだ。 けれど、博士課程のときに「勇気を持って挑戦してみよう!」と頑張っ

【博士のこと。】博士課程で得られるトランスファラブルスキルってなんだろう?~届ける”表現”に思いを馳せて~【博士号もちアラサー主婦の独り言。】

先日、博士人材のレジリエンスについて、ちょっとしたボヤキを書きました。その後、博士に関するあれやこれやを調べる中で、「博士課程で得られるトランスファラブル(応用可能な)スキル」について言及しているWEB記事をみつけました。 今日はそんな記事を紹介しつつ、私のちょっとした思いも添えてみようと思います。 具体性には欠けるけど「へ~ぇ」と思うスキルがあると思うので、現在または将来の博士学生さんには、紹介するWEB記事にぜひ目を通してほしいです! 博士課程で得られる応用可能なス

「博士学生に伝えたい400字note」マガジンに、字数制限はしてないものの、博士学生さんに読んでほしい記事を追加しました~🌱 https://note.com/drikeko_science/m/m0e71ffdc7a9f ……もはやマガジンタイトルを変えるべきでは!?って思うけど🙄しばらくしたらマガジン整理はするやも!?

【博士なちょこっと情報】登録者2万人超え!?博士人材向け大規模SNS”SDSG”に登録してみた!【博士号もちアラサー主婦の独り言。】

Twitterでゴタゴタしていたり、FacebookやInstagramで有名なMeta社が新しいSNSサービス”Threads”をリリースしたり、何かとSNSの話題で盛り上がっているここ数日。 この波を逃してはならないと、たった今、とあるSNSに登録してみました! ??????? 頭に「?」がたくさんついた方が多いのではないかと思います。 私が今回登録したのは、”SDSG(Slack of Doctoral Students and Graduates)”というSl

「博士としてどう貢献できるのか?」意識することは、「博士な自分」を企業の中で確立することに繋がるよ【博士号もちアラサー主婦の独り言。】

「企業で働く際に『博士としてどう貢献できるのか?』常に意識してみよう!」という記事を、先日書きました。 上記の記事で書ききれなかったことを、これから企業就職を選ぶかもしれない博士学生さんや企業に就職したばかりの博士さんへの追加のエールとして、今日は綴ってみようと思います。 企業で働く上で「博士としてどう貢献できるのか?」を意識することは、「博士な自分と、周りの社員とで、どんな違いがあるのだろう?」と、自分自身の得意・不得意なところを探る作業でもあります。 指導する先輩社

【書籍紹介】文系も理系も盛りだくさん!総勢78名による博士人材の生き様を覗いてみては!?【博士号もちアラサー主婦の独り言。】

昨日から試験的に始めてみた「博士号もちアラサー主婦の独り言。」マガジン。 早速、「内容をまとめて紹介したい!」と前々から思っていた、現役の博士学生さんにオススメしたい、博士な生き様を覗ける書籍を、簡単に紹介します。博士修了後にアカデミアの道に進まれた方にもオススメな一冊です! 今日紹介するのはコチラの書籍! 東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)という、東大に所属する大学教員を目指す大学院生や教育力向上を目指す教職員のためのプログラムが中心となり、企画

【書籍紹介】大学院生10万人を助けたノウハウを凝縮!研究を頑張る人々に贈る就活読本【博士号もちアラサー主婦の独り言。】

あまり表に出てこない博士に関する情報を調べるにあたり、ネットだけでは物足りず、書籍を探すこともあります。 そんななかで見つけた「大学院生・ポストドクター向けの就職活動マニュアル」な書籍を、今日は簡単に紹介します。修士・博士のみならず、ポストドクターと呼ばれる、博士号取得後に任期つきで大学の研究職に就いている方も対象としている、なかなか珍しい一冊です。 では早速、今日紹介する書籍はコチラ! 本書の編集に携わったのは、アカリクさん。大学院生で就職活動(就活)をしようと思った

博士学生さん!スキマ時間を使って博士な就活イベントをチェックしよう!【博士号もちアラサー主婦の独り言。】

博士課程に所属する学生さんは、「博士は一般的な就活スケジュールに沿って就活をしなくてもOK」と、一度なら聞いたことがあるのではないでしょうか。 それはつまり、何かしらの就職イベントや企業の個別説明会が通年で行われていることを意味しています。 研究活動や後輩指導、授業のお手伝い、研究室のよくわからない雑用などで、博士学生さんが忙しいのは重々承知の上ですが……! ちょっとしたスキマ時間に、ぜひとも直近で行われる就活イベント・説明会の情報をチェックしてみてください! 私のよ

【博士の就職体験談】大手メーカー開発職に就いて感じた、博士に求められること①:”常識”をぶち破る力

上記連載の第12弾。今回は「会社にあふれている”ほんとうにしょうもない常識”に飲み込まれずに、目的を最大限に達成するため、現状を打破していこう」という1100字の就職体験談です。 博士課程修了後に就職した大手メーカーで、開発職として「博士としてどう貢献できるのか?」と毎日考えながら、仕事に向き合った。 そのなかで私が感じた「博士として求められること」の一つが、「常識をぶち破る力」だ。 ”ほんとうにしょうもない常識”が、会社にはあふれている。 当時はきっと工夫して導き出

【博士の在学体験談】博士課程に進学して痛感。「先生の偉大さ」と「自分のちっぽけさ」

上記連載の第11弾。今回は「学生当時に痛感した『自分の非力さ』は、一生物の財産に化けるよ」という700字の在学体験談です。 博士課程に進学すると「絶望する」という話をよく耳にする。 私も漏れなく何度も絶望を味わった。 一番最初の絶望は、博士進学直後に訪れた。 指導教員(先生)の私に対する態度が、突然”キツく”なったのだ。 「こんなこともわからないのか」 「もっと深く考えろ」 直接言われたわけではないけれど、そう言われている気がした。 今思うと、私をイチ研究者として扱

「博士学生に伝えたい400字note」が、最近400字を軽く逸脱していて、詐欺かもしれんと毎週震えている(笑)。長文になりがちな私が「短く伝えたい」思いを込めたという意味で、"400字"を捉えてもられば!!汗 マガジンリンク▶ https://note.com/drikeko_science/m/m0e71ffdc7a9f

【博士の就職体験談】飲み会で上司から言われた言葉「マネジメントってなんだと思う?」

上記連載の第10弾。今回は「学生時代と違って、社会人はカツカツな状況を乗り越える力が求められるよ」という800字の就職体験談です。 大手メーカーに勤めていたときに、忘年会の席で上司からこんなことを聞かれました。 「マネジメントってなんだと思う?」 私が「どうにかすることですか~?」と適当に返したら、「そう、そういうことなんだよ!」と、上司に驚かれたことを思い出します。 マネジメントは「どうにかする」こと。もう少し噛み砕くと、「限りある資源(ヒト・モノ・カネ)を使って、

【博士の在学体験談】博士な就活、修士2年(M2)から開始すべし!

上記連載の第9弾。今回は「博士学生の就活は、社会を知る上でも早いに越したことはないよ!」という700字の在学体験談です👩‍🎓👨‍🎓 私は博士進学がほぼ確定していた修士2年の冬から、博士修了後に向けた就職活動を行っていました。 諸事情で半ば強制的な面もあり、最初は渋々やっていましたが、今となっては、早くから動いて良かったと思っています。 「企業にコネを作る(顔を売る)」という利点が、まず1つ。 1年ごとに開かれる就活イベントに毎年参加していると、「あ、君ねー」と覚えても

【博士の就職体験談】経歴はネットで検索されていると思え!~良い写真を残しましょう(涙)~

上記連載の第8弾。今回は「博士課程(特にD3)が辛かったとしても、研究室写真は笑顔で写ろうね!?」という笑い話(?)な500字の就職体験談です📸 皆さんは、研究室や部署に新しい方が仲間入りするとき、その方の名前をネットで事前に調べますか? 博士新卒で入社した企業で、私はこの行為に遭遇しました。 「どんな新人がうちの部署に来るんだろう?」と気になった先輩が、私の名前を検索したそうです。不幸にも、私の氏名が珍しかったので、すぐにヒットした模様。 所属研究室や学科のニュース