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【博士の在学体験談】「次のステージに進むためにコレをやらねば!」と悟ったら、失敗を恐れず取り組んでみよう!

上記連載の第13弾。今回は「背伸びをしないといけない場面に遭遇したときに少し踏ん張ってみると、自分の可能性が広がるよ!」という800字の在学体験談です。


年齢を重ねるにつれて、変化や挑戦に臆病だと感じることが多くなるように思う。興味があっても何かと理由をつけて、”やらないこと”を選択してしまうことはよくあることだ。

私自身もやらない選択を取りたくなることが増えた。
その方がラクだし、ストレスも無いからだ。

けれど、博士課程のときに「勇気を持って挑戦してみよう!」と頑張った過程と得られた結果が、踏ん張ってやってみようという選択を取ることができる今の私に繋がっている。

学生時代の私は「ここで頑張らないと次のステージにいけない」という場面にたくさん直面したように思う。

論文を執筆のために苦手なプログラミングを一生懸命独学したり、
超絶苦手なプレゼンスキルを磨くためにひたすら他人の技術を盗んだり、
全く研究をしない後輩になんとか卒業研究をしてもらおうと向き合ったり、
話しかけづらい強面なポスドクの方に実験を自ら教えてもらいに行ったり、
フランスの国際学会で「外国の友達を作ろう!」と超苦手な英語で頑張って話しかけてみたり(一緒に観光するまでの仲になれた!)、
・・・。

大きいものから小さいものまで規模は様々だが、「ここで頑張らないと次のステージにいけない」と踏ん張ったことで、論文発表や技術スキル、価値観の変化など、挑戦する前の私が持っていなかったものを手に入れることができた。”変化や挑戦にフレキシブルな私”という今の自分に繋がったとも感じる。

博士課程在籍中は”学生”である。お金と責任を少なからず背負うことになる社会人とは異なり、失敗してナンボの立場だ。むしろ失敗したと思ったことは、自分が描いた仮説とは違っただけで、想像もしていなかった結果が代わりに得られているはずである。

様々な変化や挑戦を積み重ねていく研究と同じく、自分自身の可能性も多様な経験を積み重ねて形成されていくもの。「次のステージに進むためにコレをやらねば!」と悟ったときは、ぜひ飛び込んでほしい。


↓ 連載前回(第12回)の記事。

↓ 連載で書こうと思っている直近のネタを記載。

↓ 私の経歴を参考までに。

Dr. りけ子(Tsugumi)

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