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研究の”忍耐力”と”行動力”は誇るべきスキルよな🤔

こんばんは、Dr.りけ子です。昨日宣言した「理系博士のちょこっと回想録」を早速書いてみようと思います。今日は、活動を再開した6月15日&16日のつぶやきを掲載しました。

毎日Xに投稿している、博士課程在籍時と民間企業就職時の経験談や思いごとに、140字では収まりきらなかった思いをちょっぴり添えた記事を投稿します。こどもが寝た後、22時から24時の間で、ほぼ毎日投稿予定です。博士人材の社会での活躍を後押ししたい思いで書いています。

マガジン概要


①研究の”忍耐力”と”行動力”は誇るべきスキルよな

これを思ったのは、「やりたいと思っていても行動に移せない」人が多いことを、社会に出てから知った経験が元になっています。

研究って、狙った結果を出すのに何度も何度も試行錯誤したり、文献をたくさん読んだり、ちまちま申請書やら論文を書いたり、泥臭いことがたくさんあるなぁと。そのうえ、世の中にまだない新しい結果を追い求めるために、自分が今までやったことがないアプローチに挑戦することだってあります。

研究が当たり前の人たちからすると、「普通だよ」とか「結果が気になるからやってるだけ」とか思うかもしれない。けれど、世の中には、泥臭いことが苦手で避けたり、目の前に立ちはだかる壁の大きさに足がすくみ、「やらなきゃ」と思っても行動に移せない人がたくさんいます。

研究に携わる人達も同じように感じたとしても、最終的には形にします。これって、とてもすごいことなんじゃないかと。世間的にはネガキャンされがちだけど、博士学生さんには自信を持ってほしいです。

②偏見の払拭と博士学生の扱い方

以前、私はこんな記事を書きました。

「社会人4年目、つまり、修士卒で入社した先輩社員と同等かそれ以上の成果を出さねば」と心のどこかで常に思っていました。

この強い意志って、入社間もない頃に周囲から感じていた「博士=ネガティブ(使えない)」という偏見を払拭するために生まれてきたんだなと、友人との会話で気づきました。この偏見が社会から消えれば、そもそも上のような意志を持たずに働けるのかもな、と思いました。

また、私が当時抱いていた「社会人4年目と同等で働かねば」という考えは、「大学院(学生)から転職してきました!」という感じの転職者っぽい考え方だなぁとも。実際、博士学生だって大学院を卒業すれば新卒だけど、年齢のせいか、どうも新卒として見られていない節がありました。修士まではミスをしても許されることでも、博士だったら許されにくいというか。

博士人材が企業で働くうえで、偏見だけではなく、年齢に対する考え方も、改善すべきポイントなのかもしれません。

③博士支援ビジネスが増えていく予感

研究を頑張る理系学生のための就活サービスを提供する「LabBase」で、博士のキャリア支援に取り組むプロジェクトが立ち上がったとのこと。今年の3月末、「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」という国の方針が出たので、博士支援ビジネスは今後増えていくのではないかと思います。

博士のみなさんの研究や活動を正しく評価されるような社会にすることが大きな課題だと考えています。この課題を解決していくために、博士課程を通して修得する能力を定義し、産業界とも連携しながらより良い能力開発と評価がなされるような仕組みを作りたいです。

”LabTALK:日本の研究力、イノベーションを高める一手に! 博士のキャリア支援に取り組む2人に、「博士PJで挑む課題と展望」を訊く”より一部抜粋

実は太字のところ、私も考えていたところで……。起業を考える上で、ちょっと焦りも感じながら読ませていただいたところもあります😇


いかがだったでしょうか??こんな感じで、明日以降も書いていこうと思います。今日は余裕があったのでじっくり書けましたが、明日はどうなることやら……!?

博士が輝ける社会となりますように!

Dr. りけ子

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