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やる気を引き出す会話術

そろそろ夏休みが始まる学校も出てくると思います。
休校期間に続きお子さんと保護者の方が
一緒に過ごす時間が長くなると思いますので
5月の記事を再度編集して
「ヤル気を引き出す会話術」について書いていきます。

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大人の心構え

子どものヤル気を出す声掛けをするためには
まず、関わる大人側の心構えがとても大切です。

心構え①子ども=自ら成長出来る と信じる
ヤル気があるの?
自分で勉強出来るの?
こんな疑問が湧いてきたら
まずは一旦脇に置いておきましょう!
子どもは敏感です。
特に保護者の方が
内心どう思っているか等には
敏感に反応しますので
「この子は絶対に出来る」
「成長する可能性を持っている」
「ヤル気を出せる子」
こんな気持ちを持って関わってください。

心構え②まず受け止める
子どもに声をかけて却ってきた言葉に
思わず
「何を考えているの?」
「本気でそう思っているの?」
等と否定的な反応をしてしまう事が
あるかもしれません。
が、もしそれがお子さんの本心だとしたら
まずは一旦受け止めてあげて下さい。
ポイントは「受け止める」であって
「受け入れる」ではない
事です。
「あなたはそう思うのね」
この言葉を伝えてあげるだけでOKです。
受け止めてもらう経験をした子は
間違いを恐れなくなるので成長が速いです😃

心構え③オープンクエスチョンを使う
質問には
・クローズドクエスチョン
・オープンクエスチョン
の2種類あります。
クローズドクエスチョンは
「はい」「いいえ」で答えられる質問です。
例えば
・朝ごはん食べた?
・部活はあるの?
こんな質問はクローズドクエスチョンです。
オープンクエスチョンは
はい、いいえでは答えられない質問です。
例えば
・朝ごはんは何を食べたの?
・部活で何をやったの?
こんな質問はオープンクエスチョンです。
オープンクエスチョンを使う事で
自分の言葉を引き出す事が出来ます。

ヤル気を引き出す会話例

それでは、実際にありそうな会話を例に
ヤル気を引き出す会話を見ていきます😃
上手くいかない例は
私が実際に経験した会話や
よくご相談いただく会話を参考にしています。

パターン①宿題をやって欲しい
上手くいかない例
大人「ねえ、いつになったら宿題やるの!
   もう5時になるのに全然始めないじゃない!」
子ども「今やろうと思っていたのに!
    言われたからヤル気がなくなった~」
大人「そんな事言って、言い訳ばっかり!」

上手くいく例
大人「今日は宿題があるの?」
子ども「うん」
大人「何の宿題が出されたの?」
子ども「漢字練習と計算ドリル」
大人「漢字練習と計算ドリルなのね。
   何時に始める予定?」
子ども「う~ん、、、5時に始めようかな」
大人「5時に始めるのね、分かった!
    5時になったら声をかけた方がいい?」
子ども「自分で時計を見るけど、もし忘れていそうだったら
    声をかけて欲しい」
大人「わかった!自分で決めてくれて嬉しいな」

パターン②テスト勉強をして欲しい
上手くいかない例

大人「いつまでテレビ見てるの、もうすぐテストなのに!
   前回あんな点数だったのに、また同じ事を繰り返すの?
   今度同じ事があったらスマホ取り上げるって言ったよね?」
子ども「今やろうと思っていたのに!何でいつも決めつけるの!」

上手くいく例
大人「テストまであと何日?」
子ども「あと10日かな」
大人「そう、いつからテスト勉強をスタートする予定?」
子ども「もう始めないといけないんだけど、、、」
大人「始めようとする気持ちはあるんだね。
   気持ちはあるのに行動出来ない理由は思い当たる?」
子ども「うん、テレビを見始めるとついつい長くなって
    結局勉強時間が無くなっちゃうんだよね」
大人「そっか、テレビを見ると長くなっちゃうんだね。
   これを繰り返したら、10日後にはどうなっていそう?」
子ども「テスト勉強が全然出来ていなくて、前日に焦っていそう。」
大人「前日に焦っていそうなのね、そんな状況はどう?」
子ども「それは嫌だな、、、」
大人「前日に焦らないために、今から出来ることは何がある?」
子ども「テレビをつけると見ちゃうから、付けずに勉強を始める!」
大人「なるほど、それはすぐに出来そうだね。
   そうやって進んで勉強している姿が見られたら安心!」

ここまでお読みいただくと
お分かりいただけるかと思いますが
会話が非常に長くなります。
長くなるという事は
根気が必要というわけです。
こちらがいくら譲歩して
質問をしたとしても
反抗期で
「別に…」「どうでもいい」
こんな答えが返ってきてしまっては
会話が進展しません。

お子さんが保護者の方に対して
生意気な口をきいたり
そっけない態度を取ったりするのは
保護者の方に対して
マイナスな感情を持っているわけではありません。
「こんな自分も受け入れてくれる」
そんな安心感とちょっぴり甘えた気持ちがあるからこそ
保護者に方にとっては悩ましい状況に
なってしまう事があるのです。

そんな時は是非
Dreavenの講師を頼りにしてください!
ご家庭内では上手くいかない会話も
家族以外の第三者が言うと
すんなりといくものです。

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