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51.超能力学校への入学2(最終試験)

50.超能力学校への入学1(一次試験) の続きです。

最終試験は、残った候補生が1つの部屋に入れられます。

試験内容は、明かされていません。
それを見つけるのも試験の内。
制限時間があるため、徐々に、緊張感が高まっていきます。

血の気の多い候補生が、
「候補生同士を戦わせ、生き残った一人が合格だ。」と主張します。
それに賛成するわけではないですが、皆、臨戦態勢に入ります。


その時、私の後ろで何かの気配がします。
姿が見えません。
私は、その存在に気づかれないよう、候補生たちに合図します。

すると、皆察しがいいので(テレパスですから)、同時に各自の特殊能力を発揮し、その存在をあぶりだすことができました。


そうです。
「皆の力を合わせて、真の目的を見つけること。」
これが、合格するための答えだったのです。

合格した者たちは、それぞれが個性的な能力を持っていました。


例えば、
見えないものを感じる能力、ここにない物質を出現させる能力、それを増やす能力、重力を操る能力、風を起こす能力などです。
1つずつの能力は、微力でも、協力することで、生まれる力があります。

最終試験に合格すると、自分の能力に応じた名前を与えられ、その能力を極めていくことになります。

おーい。お前ら見てっかー!俺だよ!

指令の合図が来てるの気づいてる?

「目覚めよ」だってさ!起きろー!

I love you.

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