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キャンサージャーニーコーチ創設者 Shariannから、がんに関わる日本のみんなに伝えたいこと

1月13日にパニック・トゥ・パワフルワークショップ(The Panic to Powerful™)を開催し、キャンサージャーニーコーチが日本で公式にデビューしました!

このワークショップは、世界で初めてがん経験者の内面に特化した「キャンサージャーニーコーチング」の創始・開発・研修機関であるキャンサー・ジャーニー・インスティテュート (Cancer Journey Institute) の創設者 Shariann Tomをお招きしました。

Shariann自らが5回のがんの経験者(リンパ腫とGIST(ジスト・直腸がん))です。

「退院して治療は終わったけど、この先どうやって日常生活に戻ればいいの?」

多くのがん経験者が感じるこの不安に答える術(キャンサージャーニーコーチ)を編み出した彼女の思いを語っていただきました。

キャンサージャーニーコーチに興味がある方や、ワークショップの内容を知りたい方にとって、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

キャンサージャーニーコーチとは、がん患者・がんサバイバー・ケアギバーを対象とした、感情に特化したコーチングです。詳細は前回の記事に書いていますので、ご一読いただけると幸いです。


5つのセクションに分けて語りました。

1. 彼女のキャンサーストーリー


治療中の孤独に苦しむ中、私が一番知りたかったのは、精神的(考え方)、感情的、スピリチュアルな観点から、これから経験することのロードマップでした。
1回目のがんの後、私は "活力 (Aliveness) "をもたらしてくれるものの選択肢を探っていました。

1998年、「ライフコーチ・トレーニング入門ワークショップ」の広告を目にして興味を持ち参加しました。化学療法の点滴の後で気分が悪い中、なんとか3時間のワークショップを終えました。すると、驚くことに診断を受ける前よりも元気が出てきたのを感じました。

それが転機となり、ライフコーチの研修を受けました。コーチのコミュニティは、私が今まで参加した中で最も温かく、オープンですべてを受け入れてくれました。自分自身についてより多くを学び、ライフコーチとして主に企業を相手にキャリアを歩み始めました。

⒉ キャンサー・ジャーニー・インスティテュート(Cancer Journey Institute)を創設した理由


1999年末、2003年、2005年と、体のさまざまな場所に癌が見つかりました。

私の仲間のコーチが、心、精神、感情、スピリットを癒してくれて、がんを通して私を本当に助けてくれたと感じました。 彼らの愛とコーチングが私の人生を救ってくれたのです。

キャンサージャーニー(がんとの旅路)を経験する人たちにも、そしてその先にいる人たちにも、このことを伝えたいと思いました。

そこから自分自身が必要とするものを模索し始め、コーチングのツールを開発し、有効性を確認しました。一番コアとなる重要なツールは「キャンサー・ジャーニー・ロードマップ」です。

私はこのツールを地元のがんセンターに持ち込み、患者、サバイバー、ケアギバーのためにワークショップや1対1のセッションを開催しました。 そしてキャンサー・ジャーニー・インスティテュートが誕生したのです。

2012年、私はたった一人の人間であり、助けられる人の量には限りがあることに気づきました。そこでキャンサー・ジャーニー・コーチを育てるトレーニングの提供を始めました。そして、今に至っています。

⒊ キャンサージャーニーコーチの類稀なる特性

キャンサージャーニーコーチは全員、がんサバイバー、ケアギバー、またはその両方として、がんを経験したことがあります。今では世界の各大陸でコーチが活躍しています。

12年以上にわたってキャンサージャーニーコーチを養成し、17年以上にわたってがん個人をコーチしてきた経験があるマスターコーチから、筆記試験と口頭試験を含む8ヶ月間の厳しいトレーニング・プログラムを受けます。その研修は、世界のコーチングのスタンダードを管理・維持する「統括団体」国際コーチ連盟(ICF)によって認定された唯一のキャンサーコーチ研修です。

また、各コーチは様々な状況でクライアントの気づきを促す「ツール」を数多く装備しています。

⒋ マスターコーチとしての経験ケーススタディ(デニス)

名前:デニス
年齢:20代後半
診断:精巣がん
希望:父親になること。
趣味:ドラム

1回目のがん治療の後にコーチングを始め、彼が病気後の新しい生活様式(ニューノーマル)に再び取り組む手助けをしました。

その時に幸いなことに妻が妊娠し、息子誕生しました。

願いが叶った時に、彼は再発しました。2回目のがん治療では完全自然療法を希望しました。しかし、その治療法は十分な効果が得られず、がんは急速に進行していきます。

彼に、自分の価値観と将来への希望に基づいて、周りの人が彼に望むことではなく、彼が自分にとって有効だと感じる治療方法を決断するようにコーチしました。彼の考え方、感情、スピリットがしっかりとした強いものになるようにサポートしたところ、彼は自分の治療と人生をコントロールできるようになりました。

彼は寛解に達し、今日、彼の息子は10歳になりました。 デニスは健康で幸せで、今でもドラムを叩いています。

⒌ ヴィジョン


・キャンサージャーニーコーチがすべての人の "がんのケアチーム "の一員となり、患者が全人的治療を受けることができる世界。

・ケアギバーが介護の重責から「燃え尽き/疲労困憊」や自身が病気にならないように手助けをする。

・がんを死の宣告ではなく、病気としてとらえる。

⒍ 日本の皆さんに伝えたいメッセージ

キャンサージャーニーを歩むすべての人(患者、サバイバー、ケアギバー)には、この困難でトラウマを抱えた時期を乗り越えるためにキャンサージャーニーコーチが必要です。

私たちの身体、心(精神)、感情、スピリットはすべて互いに絡み合っています。 一部分だけを癒すことはできません。癒しを得るためには、それらすべてに焦点を当てる必要があります。

この旅を一人で歩む必要はありません。 キャンサージャーニーコーチはあなたの手を握り、その道のりをサポートします。

キャンサージャーニーコーチについてもっと知りたい方は、こちらからご確認ください。無料説明会やお試しセッションも行っています。


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